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電気に関する情報

問1.水力発電では、どのようにして電気を起こすのですか?

答え
水力発電は、その名のとおり、水の力を利用して電気を生み出すもので、せき止めた河川の水を高い所から低い所まで導き、その流れ落ちる勢いにより水車を回して電気を起こします。
こうして造られる電気は、水の量が多いほど、また、流れ落ちる高さ(”落差”)が大きいほど、増えていきます。

問2.企業局が発電している電力は、どれくらいの規模(電力量)ですか。

答え
令和2年度に企業局の4水力発電所で発電した電力量は、約3億4,750万kWhであり、2太陽光発電所で発電した電力量は、約590万kWhです。企業局の6発電所で発電した電力量は、約3億5,340万kWhであり、標準家庭であれば約11万3千世帯の電力量を賄うことができます。
徳島県内の世帯数は、約30万8千世帯(R2.10現在)ですので、徳島県内の約37%の家庭の電力を賄っています。
電力量は、kWh(キロワットアワー)という単位で表され、例えば、1kW(キロワット)の電気ストーブを1時間使用したとすれば、この間に消費された電力量は1kWhとなります。

問3.発電した電力は、街までどのようにして運ばれますか?

答え
山間部にある水力発電所から街までは、高電圧の送電線を使って送られてきます。
街までやってきた電気は、変電所で電圧が下げられ、街の隅々に張り巡らされている配電線を使ってみなさんの家庭まで届けられています。

問4.「電力自由化」ってなんですか?

答え
電力自由化とは、電力会社が、地域毎に独占的供給を行ってきた電力を、既存の電力会社以外でも自由に売買できるようになったことです。
平成7年には、電力会社に電力を卸供給する発電事業者の参入が可能となるとともに、大型ビルなど特定の地点に電力を小売供給する特定電気事業者が認められました。
平成12年からは、特別高圧、高圧、低圧へと段階的に電力小売りの自由化領域が拡大され、現在では、家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになっています。

問5.企業局は、水力発電以外のクリーンエネルギーによる発電に取り組まないのですか?

答え
企業局では、これまでにクリーンエネルギーへの取り組みとして、太陽光発電設備の設置、風力発電所の設置、小水力発電の可能性調査を行ってきました。
今後も、企業局が持ち合わせているノウハウや企業局施設などの経営資源を最大限に活用し、クリーンエネルギーの導入について、様々な検討を行っていきたいと考えています。