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徳島の環境 | 徳島県

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徳島県版プログラム(構成・ねらい) - 水環境学習プログラム構成とねらい

水環境学習プログラム構成とねらい

●水環境は、暮らしとつながっている

生きものは体内に多くの水を抱えています。
水は生きものが生きていくためには無くてはならないものなのです。
飲み水として、風呂や洗濯にと、私たちの暮らしの様々なところで使われています。また、工業や農業などにも利用されています。
私たちは、この大切な水を守り、賢く利用することが必要です。

●豊かな水環境、でも少し心配

徳島県は、吉野川など多くの河川や紀伊水道などの海域を有する、まさに清らかで豊かな水の国です。
しかし、今、私たちの家庭からの排水による汚れや、様々な化学物質による汚染のおそれなどで、全国に誇るすばらしい「水環境」が損なわれることが心配です。

●恵まれた学習フィールドを活用

徳島県が誇る、この恵まれた「水環境」を学習フィールドとして大いに活用し、私たちにとって水の主な供給源である川を題材とする「私たちの…川をもっと知りたい」プログラムや「川原に私たちの広場を提案しよう」プログラム、さらに、地球上で最大の水環境を構成する海を題材とする「海は世界につながっている」プログラムにより、水環境の保全や暮らしとのかかわりについて学習します。

【身近な川を知る】

水道栓をひねると水がでる、使った水はコンクリートでふさがった下水路へ。川はコンクリート護岸で見えにくく、近づきにくい。いつしか、川は暮らしから切り離された存在になってきました。でも、川は、様々な用水の供給源として、また、多様な生物の生息空間や私たちの遊び・憩いの空間として、大変重要です。
『私たちの…川をもっと知りたい』プログラムでは、身近な川の探検や汚れ度合いの調査などを通じ、川に気づき、親しむとともに、自分たちの生活との関係を知り、どうしたらいいのかを考え、提案することとします。

【漂着物から「つながり」を考える】

水は、川から海へ。さらに、海は、徳島県では紀伊水道を通じて太平洋へ。まさに、水により世界はつながっています。
試しに、台風や大雨の後、近くの海岸に行ってみてください。そこには、自然のものはもちろん、日本語や様々な外国語が書かれた漂着物がみられるはずです。
『海は世界とつながっている』プログラムでは、海岸の清掃や漂着物調べなどを通じ、特に環境問題が世界的に関連していることを理解します。

【人と人とのつながりを学ぶ】

環境問題は、まず、私たち一人ひとりが自主的・積極的に取り組まなければ、なかなか解決しません。でも、みんなで協力すれば、もっとパワーアップした取り組みになります。
『川原に私たちの広場を提案しよう』プログラムでは、河川関係者との協働により、川原の新たな利用方法について考え、実践することを学びます。

●できるところから取り組むことが大事

学習プログラムの活動を通じ、水を身近なものに感じ、きれいな水環境の実現に向け、水を汚さない、また、水と親しむ「暮らしやまちづくり」に、自分のできるところから、また、他の人との協力・協働のもと、自主的・積極的に取り組むことが期待されます。