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徳島の環境 | 徳島県

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徳島県版プログラム(構成・ねらい) - ごみ学習プログラムの構成とねらい

ごみ学習プログラムの構成とねらい

●自然の物質循環システムに繋げることが重要

自然の中では、「ごみ」いわゆる廃棄物は、地球上の「物質循環サイクル」に取り込まれています。でも、人間の生命活動や社会経済活動の所産である廃棄物については、その処理はまだまだの段階です。
私たちは、この廃棄物を、3R(リデュース、リユース、リサイクル)により、自然界の「物質循環サイクル」に繋げることが必要です。

●まだまだ多いごみの量

徳島県でも、近年、リサイクルが進んできたことなどから、廃棄物を排出する量は横這いの傾向がみられますが、例えば、一般廃棄物は1人1日あたり約1?であり、まだまだ高い水準で推移しています。
このままでは、最終処分場の不足や不適正処理に伴い、水質汚濁、土壌汚染、大気汚染などの環境汚染が引き起こされたり、景観が損なわれたりするおそれがあります。

●ごみとの付き合い方を学ぶ

この学習プログラムでは、私たちの暮らしの中で出てくる廃棄物に対し、リサイクル・生ごみ処理などを体験的に学び、減量を視野に入れた消費生活のあり方を考えます。

【ごみを知る】

毎日の暮らしの中で、私たちが、ごみを意識するのは、ごみ出しするまでのこと。出してしまえば、目の前からその姿は消えてしまいます。でも、なくなってしまったわけではありません。
まず、『ごみってなんだろう?』プログラムにより、自分たちの出しているごみにどのようなものがあり、どこへ行き、どうなっているかを、調べ学習や分別体験を通して、学び、考えます。

【減量・リサイクルを体験】

生ごみは食生活から、紙ごみは仕事や勉強から出てくる、私たちの暮らしの中で最も身近なごみです。どちらも、ごみが出るからといってやめるわけにはいきません。では、どのようにしてこれらのごみと付き合いながら、できるだけ環境に配慮した生活を送っていけばよいのでしょうか。
『身近なところから始める循環型社会づくり』生ごみ編及び紙ごみ編の2つのプログラムを通じ、「循環」をキーワードとして、生ごみや紙ごみの減量やリサイクルなどの環境に配慮した付き合い方を、体験的に学び、考え、実行するとともに、他の人に伝えていく方法についても学びます。

【環境に配慮した「ものをつかう」暮らしを考える】

今、暮らしの中には、ものがあふれています。
これまでのプログラムでは、あふれんばかりにたくさんあるものを使うことにより発生するごみを中心に学習をしてきましたが、『最後まで大切に使おう』や『消費から環境を考えてみよう~環境ラベルから学ぶ~』のプログラムでは、「ものをつかう」暮らしそのものをとりあげます。
具体的には、調べ学習、ゲーム、ものづくり、話し合いなどを通し、環境に配慮した生活を送るための知識や技能を獲得するとともに、ものを大切に使う意識を高め、態度を培うことを大きなねらいとしています。

学習プログラムで示すように、ごみを知り、その付き合い方を学び、ものを使う生活をじっくりと見つめ、環境に配慮した暮らしを考える中で、ごみゼロ社会に向け、「もったいない」精神を大切にし、自らの生活において3R活動を実践することが期待されます。