「日本老年医学会」は、認知症対策などに対し、地域の医療・介護・福祉が連携するための中核的な役割を果たし、調整や指導も行える専門性の高い医師を育成することを目的の一つとした学会である。八木秀介先生(徳島大学 地域・家庭医療学)にご案内いただき、その地方会に参加したので様子を紹介する。
表題の「第37回日本老年医学会 四国地方会および教育企画」が、2026年2月22日(日)に、徳島大学大塚講堂で、森野豊之会長(徳島大学 遺伝情報医学)の下に開催された。
まず、知人らの発表を聴講した。例えば、抗アミロイド β 抗体薬(花田健太先生)や、心不全の栄養治療や心ペースメーカの意思決定支援(八木先生)、封入体筋炎(松井尚子先生)、終末期における食事(戸田直紀先生)、地域医療連携推進法人(幡多けんみん病院の矢部敏和先生)、高齢者の通いの場(北村美渚さん)など。私どもも、「高齢者肺塞栓症の 1 例(面倒見のよい病院を目指して)」の演題で発表した。高齢者の急性期疾患を、ドクヘリ・消防組合や大規模病院との連携で救命。その後のリハビリテーション、そして施設への連携・紹介を行った症例を示し、地域で「面倒見の良い病院」を目指していることを紹介した。
他に、薬師寺祐介先生(関西医科大学)の「脳小血管病への降圧療法ー脳アミロイド血管症も含めてー」や、大八木保政先生(愛媛大学):「アミロイドβ蛋白の分子病態とアルツハイマー病の治療・予防」の講演を拝聴し、最新知識を得た。
徳島県南部では、2型糖尿病や、高血圧症、骨粗鬆症、慢性閉塞性肺疾患、慢性心不全などの多くの病気を抱えこみ、10剤以上の薬剤内服中の高齢患者さんが増えている。その診療(老年病学)の参考になる学会であった。
【参考URL】
☆日本老年医学会
⇒https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/
☆徳島大学 遺伝情報医学分野(森野豊之教授)
⇒https://www.tokushima-u.ac.jp/med/culture/med/seitaiseigyo/medicalgenetics/
徳島県では徳島大学と連携し、地域医療を担う医師のキャリア形成支援と本県の医師不足の状況等を把握・分析し、医師の地域偏在の解消や医師確保の支援等を行うことを目的として「徳島県地域医療支援センター」を設置しております。
当センターでは、キャリア形成支援に係る相談窓口を設置していますので、お気軽にご相談ください。
→徳島県地域医療支援センターHP
県では、「徳島県医療勤務環境改善支援センター」を設置し、医療労務管理アドバイザーや医業経営アドバイザーと連携しながら、県内の医療機関における勤務環境改善の取組を総合的に支援しています。
→徳島県医療勤務環境改善支援センターHP
https://www.pref.tokushima.lg.jp/med/categoryMedical/sonota/houjin/7233491/
徳島県では、全国から「即戦力となる人材」を本県に呼び込むため、県外の医療機関に従事していた「医師又は看護職員」で、本県へ移住し、県内の公立又は公的医療機関で就業する等の要件を満たす方への「支援金制度」を創設しています。
支給要件:「移住元要件」、「移住先要件」、「申請要件」があります。詳しくは医療とくしまホームページをご確認ください。
支給額:世帯で移住する場合:150万円、単身で移住する場合:90万円
募集人数(令和8年度):20件程度(申込者多数の場合は先着順とし、募集を締め切る場合あり)
募集期間:令和8年4月1日(水)~令和9年2月26日(金)まで
★詳しくは、医療とくしまホームページをご確認ください。
【URL】https://www.pref.tokushima.lg.jp/med/categoryMedical/sonota/kikan/7304137/
令和7年3月に地域医療の充実・強化に連携して取り組むことを目的として「徳島県病院局」と「株式会社オトバンク」との間で包括連携協定を締結しました。
この協定に基づき、医療人材の確保に向けて、徳島県立病院で働く医療従事者の声を通じて、徳島の魅力と医療のやりがいを伝える「ポッドキャスト」番組の配信を開始しました。
地域に根ざした現場のリアルから、「ここで働いてみたい」と思えるきっかけをお届けします。
○ポッドキャストとは・・・
スマホで聴くことができる「ラジオのような音声番組」です。
通勤中や休憩中に「ながら聴き」ができます。誰でも簡単に視聴可能です。
病院局HP「『頼む!来てくれ!!徳島の医師爆増予定ラジオ!』徳島県立病院ポッドキャストはじめました!」
https://tph.pref.tokushima.lg.jp/newInfo/7305078/
日頃から県の医療行政を御支援いただき、心より感謝申し上げます。
それでは、以上をもちまして「とくしま医師バンク通信」第214号を終わらせていただきます。来年度もとくしま医師バンク通信をよろしくお願いいたします。
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