夏も終わり、肌寒い季節となってきました。朝は、布団から出るのが少しずつ難しくなっており、1限の授業に間に合うようにと、毎朝努力を欠かしていません。大学に入学して早半年が経とうとしています。段々と大学生活にも慣れ、新しい友人と楽しい毎日です。全国47都道府県から集まった同級生との交流は本当に様々な刺激があります。特に面白いのは方言で、集まって会話をするときなどは何種類もの方言が飛び交っています。勉学に関していうと、やはり医学生で、試験は膨大な量の範囲から出題されます。試験期間は部屋の近い友達とお互いを励ましあいながら勉強しています。しかし、みんなで集まってする勉強は様々ないい発見ができ、楽しく学ぶことができています。この半年間は本当に充実した生活が送れていました。
1学期のイベントとしては、ワークショップがよく印象に残っています。1学年が20ほどの組に分けられ、その組の中で、地域医療についてそれぞれのテーマに沿って学習しプレゼンテーションを行いました。やはり自治医科大学の学生は意識が高く、どの組もよく議論されているなと感じる内容のプレゼンテーションでした。私たちの組は災害医療について地域医療と絡めながら調べ、災害医療の現在の問題点、またそこから地域医療がどのように発展していくのかを議論しました。プレゼンテーションの準備で、自分の知識が増えていき、さらには医療体制の理解が深まっていくのが実感できました。
2学期からは実習が増え、さらに忙しくなると先輩方から聞いています。しかし、より医学生らしい内容を学べると思うと楽しみでもあります。今まで以上に自治医科大学の医学生であることの自覚を確認し、日々の勉学に励みたいと考えています。
徳島県では徳島大学と連携し、地域医療を担う医師のキャリア形成支援と本県の医師不足の状況等を把握・分析し、医師の地域偏在の解消や医師確保の支援等を行うことを目的として「徳島県地域医療支援センター」を設置しております。
当センターでは、キャリア形成支援に係る相談窓口を設置していますので、お気軽にご相談ください。
→徳島県地域医療支援センターHP
県では、「徳島県医療勤務環境改善支援センター」を設置し、医療労務管理アドバイザーや医業経営アドバイザーと連携し、県内の医療機関における勤務環境改善の取組を総合的に支援しています。
→徳島県医療勤務環境改善支援センターHP
http://anshin.pref.tokushima.jp/med/experts/docs/2015032500013/
新型コロナウイルス感染症の影響により、研修会等は中止,延期またはWEB開催となっている場合があります。
個別の研修会等の詳細については各研修会担当者に御確認ください。
とくしまアラートが「感染拡大注意・漸増(ステージ2)」に引き下げられたことにより、徳島県民対象の「みんなで!とくしま応援割」を、令和3年10月1日(金)から再開しています。
※詳細はこちら
徳島県では,就職,進学,単身赴任等により県外に居住されている方が,12月31日(金)までに本県に帰省される場合に,事前に無料でPCR検査を受検いただける制度をご用意しており,既に多くの方々にご利用いただいております。
※検査結果確定までに日数を要しますので,帰省予定日から逆算して,「9日前」までにお申し込みいただくことを条件としております。
※詳細はこちら
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/5048105/
新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、1年延期された臨床内科医学会(第34回)は、2021年9月19日(日)、
20日(月)の2日間にわたり「オンライン」で開催された。
学会長は、山本純先生(福島県臨床内科医会)で、テーマは「2020+1。うつくしまふくしま~明日への夢と希望を紡ぐ~」であった。山本学会長の講演は、「大腸がん検診の勘所」。免疫便潜血検査と大腸内視鏡検査(数年に1回)での、郡山市の大腸がん検診の実際を紹介された。
「詩の礫(つぶて)」を書いた詩人・和合亮一さんの講演「震災から十年、光の走者よ」も、力強い朗読とともに、勇気を与える講演であった。
また、特別企画「郡山から発信する最先端がん診療」、「インフルエンザとCOVID-19~現状と今後の展望」、「原発事故から10年を経て」、「認知症の方にとってのACP」、「内科外来での他科診療」のシンポジウムが有益であった。さらに、若手医師の養成を目指した「地域症例検討会」があり、7名の研修医がプレゼンテーションを競い、拝聴した。診断・治療への議論が有益であった。
私は、「日臨内ニュース編集委員会」に徳臨内(徳島県臨床内科医会)から参画しており、コビッド禍にどう学ぶかなど、会員発表として示した(「日臨内ニュースとCovid-19~徳島県からニュース編集委員会に参加して~」)。
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9年前には、この学会を徳島市で開催した(第26回)。今回は、初めてのオンライン開催で、福島県臨床内科医会の諸先生は苦労が多かったと思われる。早期申し込み者に、絆パック(日本酒や工芸品の詰め合わせ)が後日配送いただいた。現地での開催ができなかったのを、残念に思った。震災・原発事故から10年が経過したが、いつか福島県を訪ねてみたいと思う。
☆第34回 日本臨床内科医学会
⇒https://jpa34.jp/aisatsu.html
☆福島県臨床内科医会
⇒https://fukushima.japha.jp/
☆徳島県臨床内科医会(徳臨内)
⇒http://tokurin.jp/
10月も後半に入り、急に寒くなりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスは今年一番の落ち着きを見せております。このまま終息となれば良いのですが、いずれ第6波が来ると予想されております。油断せずに毎日を過ごしたいところです。
さて、今月の巻頭言は自治医科大学の仁木君に執筆いただきました。新型コロナウイルスの影響により、学生の皆様も非常に多くの我慢を強いられていることと思います。このような状況ですが、皆様の学生生活が実りのあるものになることを願っております。
それでは以上を持ちまして、とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール第161号を終わらせていただきます。急激な気温の変化により体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。
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次回の「とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール」第162号は、令和3年11月17日(第3水曜日)の発行予定です。
アドレスの変更・配信停止はこちら
https://www.pref.tokushima.lg.jp/dr-bank/mailmaga
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