とくしま医師バンク通信ドクターカモンメールVoL.159（8月号）

　はじめまして。徳島大学医学部医学科6年の遠藤愛菜と申します。私はこの度、飯泉知事と徳島大学医学部「地域枠」の6年生とのラウンドテーブル・カンファレンスに参加させていただきました。この懇談会は入学当初にも開催されており、これから地域医療を担っていく人材になるべく学生生活を送ろうという自覚が芽生えたことを覚えています。それからはや5年の月日が流れ、今回は、いよいよ医師として働く私達が地域医療にどのように関わっていきたいのかをもう一度よく考え、その過程で感じた疑問を飯泉知事に直接伺うことができるという非常に貴重な機会となりました。

　私は将来、末長く徳島県の医療に貢献していきたいと考えています。そして、そのためには常に先を見据えることが大切であると考え、「未来に来るべき徳島県の医療問題とそれに対する取り組み」について飯泉知事に質問させていただきました。飯泉知事は、特に2025年問題や2040年問題といった人口比率の変化や人口減少に付随する医療問題を挙げ、取り組まれている施策をその発案と実行の裏話を含めて話してくださいました。飯泉知事は長年徳島県知事を務められているほか、2019年度より全国知事会会長に就任されており、その秀でたリーダーシップにより、徳島県ではこれらの問題に対して全国に先駆けた医療政策を数多く行なっています。例を挙げると、徳島県立中央病院、海部病院、三好病院間の5G遠隔診療システムの導入や、徳島大学と徳島県立中央病院を中心とした総合メディカルゾーン構想の着手などがあります。飯泉知事は、「新たなことに挑戦する時には必ず批判をする人が現れるが、理解してもらうためには相手の立場に立って考えることが大切である。また、時には、自らが率先して実行し、行動や結果で示していくことも必要である。」と話してくださいました。私は、この言葉は医師として働く際にも大切な視点であると感じ、共に働く仲間や患者さん、そして地域が自分に求めていることやその背景を理解しようと努力すること、また、行動力を持つことを忘れないようにしようと決心しました。

　最後になりましたが、このような貴重な機会をくださった飯泉嘉門徳島県知事、徳島大学医学部長赤池雅史教授、徳島大学医学部谷憲治教授、地域医療支援センターの皆様、ならびに、徳島県庁職員の皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

　徳島県では徳島大学と連携し、地域医療を担う医師のキャリア形成支援と本県の医師不足の状況等を把握・分析し、医師の地域偏在の解消や医師確保の支援等を行うことを目的として「徳島県地域医療支援センター」を設置しております。

　当センターでは、キャリア形成支援に係る相談窓口を設置していますので、お気軽にご相談ください。

　→徳島県地域医療支援センターHP

　http://www.t-cm.jp

　県では、「徳島県医療勤務環境改善支援センター」を設置し、医療労務管理アドバイザーや医業経営アドバイザーと連携し、県内の医療機関における勤務環境改善の取組を総合的に支援しています。

　→徳島県医療勤務環境改善支援センターHP

　http://anshin.pref.tokushima.jp/med/experts/docs/2015032500013/
 

　新型コロナウイルス感染症の影響により、研修会等は中止，延期またはWEB開催となっている場合があります。

　個別の研修会等の詳細については各研修会担当者に御確認ください。

　新型コロナウイルス感染症の影響による、観光施設の休館・短縮営業、イベントの中止・延期等があります。

　※詳細はこちら

　https://www.awanavi.jp/topics/kyukan.html

　徳島県在住の方が徳島県内で宿泊、県内旅行商品を購入した場合に、それぞれの代金の1/2（上限5,000円）の額を助成するとともに、県内の「利用対象施設」で利用できる最大2,000円（人泊・旅行）の「とくしま周遊クーポン」を提供します！

　※詳細はこちら

　https://www.awanavi.jp/topics/minna-ouen2.html

　徳島県では，就職，進学，単身赴任等により県外に居住されている方が，やむを得ない事情により，夏休みやお盆期間中等に帰省される場合に，帰省前に無償でPCR検査を受検いただける制度をご用意しており，多くの方々にご利用いただいております。

　申込受付期間令和3年8月22日（日）まで

　※検査結果確定までに日数を要しますので，帰省予定日から逆算して，「9日前」までにお申し込みいただくことを条件としております。

　※詳細はこちら

　https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/5048105/

　お盆が明け、8月も後半ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。全国各地で記録的な大雨となり、洪水や土砂崩れといった災害が発生しております。身の危険を感じたら早め早めの避難をお願いいたします。

　夏休みに入り、全国の1日の新型コロナウイルス感染者や重症者の数が過去最多を更新するなど、感染拡大に歯止めがかからない状況です。徳島県でも徐々に感染者数が増加しております。新たな変異株の発生や、帰省などによる人流の増加など様々な要因があり感染のリスクが高まっておりますが、基本的な対策を徹底し、感染しないように過ごしたいところです。

　それでは以上を持ちまして、とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール第159号を終わらせていただきます。遠出などもできずストレスのたまる日々ですが、お元気にお過ごしください。

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次回の「とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール」第160号は、令和3年9月15日（第3水曜日）の発行予定です。

アドレスの変更・配信停止はこちら
https://www.pref.tokushima.lg.jp/dr-bank/mailmaga

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