地域医療現場体験ツアーに参加させていただき、県立中央病院と木屋平診療所を訪れました。両者は徳島の医療において重要な役割を果たしています。県立中央病院は徳島の最先端の医療の提供を、木屋平診療所は地域唯一の医療機関として総合診療を行っています。
まず、県立中央病院では病院の説明を受けた後、ドクターヘリやERといった施設の見学をしました。次に、木屋平地区では公民館で地域医療についての説明を受けながら住民の方々と意見を交換しました。そして、木屋平診療所を訪れ、施設を見学しました。
特に印象に残ったのは木屋平診療所で、穴吹川に沿った長い山道を行きます。初めて訪れた木屋平地区でしたが、地域の方々はとても温かく迎えてくれました。意見交換を通じて山間へき地での診療所の果たす役割は大きいと実感しました。座学だけでは得られない貴重な経験だったと思います。
今後地域医療に携わる身として、大変有意義な経験となりました。最後になりましたが、木屋平診療所や県立中央病院のスタッフの方々、木屋平地区の住民の皆様、また県庁の方々、本当にありがとうございました。
徳島県では徳島大学と連携し,地域医療を担う医師のキャリア形成支援と本県の医師不足の状況等を把握・分析し,医師の地域偏在の解消や医師確保の支援等を行うことを目的として「徳島県地域医療支援センター」を設置しております。
当センターでは,キャリア形成支援に係る相談窓口を設置していますので,お気軽にご相談ください。
→徳島県地域医療支援センターHP
http://www.t-cm.jp
県では、「徳島県医療勤務環境改善支援センター」を設置し,医療労務管理アドバイザーや医業経営アドバイザーと連携し,県内の医療機関における勤務環境改善の取組を総合的に支援しています。
→徳島県医療勤務環境改善支援センターHP
http://anshin.pref.tokushima.jp/med/experts/docs/2015032500013/
日時:平成30年8月26日 (日) 9:55~17:30
場所:徳島県医師会館4階
1.演題:「糖尿病」
講師:医療法人社団弘健会菅原医院 院長 菅原 正弘 先生
2.演題:「認知症」
講師:医療法人ゆう心と体のクリニック 院長 瀬戸 裕司 先生
3.演題:「脂質異常症」
講師:江草玄士クリニック 院長 江草 玄士 先生
4.演題:「高血圧症」
講師:角谷リハビリテーション病院 院長 有田 幹雄 先生
5.演題:「禁煙指導」
講師:公益社団法人日本医師会 常任理事 羽鳥 裕 先生
6.演題:「健康相談」
講師:医療法人社団つくし会 理事長 新田 國夫 先生
7.演題:「在宅医療」
講師:医療法人アスムス 理事長 太田 秀樹 先生
8.演題:「介護保険」
講師:医療法人池慶会池端病院 理事長/院長 池端 幸彦 先生
9.演題:「服薬管理」
講師:医療法人白髭内科医院 院長 白髭 豊 先生
日時:平成30年8月31日 (金) 19:30~21:00
場所:徳島グランヴィリオホテル
1.講演:「進行期を見据えた早期パーキンソン病治療」
講師:徳島大学 神経内科 助教 佐光 亘 先生
2.講演:「パーキンソン病に対する脳深部刺激治療法」
講師:徳島大学 脳神経外科 講師 牟礼 英夫 先生
3.特別講演:「パーキンソン病治療の薬物療法”古くて新しいMAOB阻害薬”-ラサギリンへの期待-」
講師:大阪大学医学部 神経内科学 教授 望月 秀樹 先生
2018年8月5日(日曜)、今年度の夏期大会である「第257回 徳島医学会学術総会」が、徳島県医師会館で開催された。暑い一日であった。
当番教室は、県医師会と、徳島大学の予防環境栄養学(高橋章教授)、呼吸器・膠原病内科(西岡安彦教授。さる6月3日(日曜)の内科学会四国地方会と連続に開催)であった。まず3人の教授就任記念講演を聞いた。(1)河合慶親教授(食品機能学)は、ポリフェノール研究や機能性食品について解説された。(2)野間口雅子教授(微生物病原学)は、HIVについて。そのウイルスの変異と適応について示した。(3)佐藤康史教授(地域消化器・総合内科学)は、消化器癌と肝硬変の治療開発について解説された。
昼食をとりながら、一般演題(ポスター)を聞いたが、研修医の症例発表が多い。さらに、ビッグデータ解析を用いた薬剤の探索、高齢者肺癌、栄養、関節治療、緩和ケアなど多岐の分野の発表を、興味深く聞いた。私どもも、「地域医療に、阿波踊りの賑わいを」と題して、開催が危ぶまれていた阿波踊りについて、催しや運動療法として地域医療への影響をまとめた。
前回の受賞者2名の講演の後、公開シンポジウムが始まった。担当教室に関連する「アレルギー性疾患とどう付き合うか?~診断・治療・予防の最前線~」が主題。5人の演者が、発表された。まず、中村陽一先生(横浜市)は、アレルギー専門医について。”Total allergist”として、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど全人的に診る専門医が養成されるという。次に、国澤純先生(医療基盤・健康・栄養研究所)は、食物アレルギーについて。亜麻仁油や腸内細菌の研究成果に言及された。
さらに、徳島大学の北村嘉章(アレルギー性鼻炎)、杉本真弓(食物アレルギー)、吾妻雅彦(気管支喘息)の諸先生の講演が続いたが、所用で中座した。先になるが、11月8日から25日にケーブルテレビ徳島(111ch)で放送予定とのことで、楽しみにしている。
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徳島医学会の5日には、私の出身高校の同窓会総会(阿南市の富岡西高校、今夏は高校野球県準決勝で惜敗)や、夜には夏の「ジャズストリート(徳島市)」が開催され、充実した日曜であった。当番教室のスタッフの皆様や関係者の皆様には、お世話になりました。
★横浜市立みなと赤十字病院
⇒http://www.yokohama.jrc.or.jp/medical_part/medical_view.html?belong_code=23
★医薬基盤・健康・栄養研究所(大阪府茨木市)
⇒http://www .nibiohn.go.jp/
平成最後の夏,皆様いかがお過ごしでしょうか。先月号で掲載させていただいた県内のみどころ・イベント情報なども皆様のお役に立てましたでしょうか。暑さと戦いながら仕事に、学業にと専念されていることとお察しいたします。
徳島の夏と言えば阿波踊り。私は12日に飯泉知事を連長とするとくしま連で踊って参りました。町全体に響き渡る音色、連なる屋台、楽しそうに練り歩く人々の流れ、観客の声援、毎年参加している阿波踊りですが、400年以上続く理由が少し分かったような気がします。
それでは、以上をもちまして「とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール」第123号を終わらせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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8月号の配信が遅れたことについて、お詫び申し上げます。
次回の「とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール」第124号は、
9月19日(第3水曜日)の発行です。
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