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とくしま医師バンク通信ドクターカモンメールVoL.110(7月号)

1.  徳島県臨床内科医会主催
講演会『如何に診断するか~外来での推論術~』について
海陽町宍喰診療所白川光雄先生

2.トピックス

3.医師情報箱

4.みどころ・イベント情報

5.チーム医療を考える:「第42回 日本外科系連学会学術集会」報告~
美波町国民健康保険美波病院 院長本田壮一先生

6.編集後記
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1.徳島県臨床内科医会主催
講演会『如何に診断するか~外来での推論術~』について
海陽町宍喰診療所白川光雄先生

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ドクターカモンメールの読者の皆様、いつもお世話になっております。
海陽町宍喰診療所の白川と申します。今回は、県医師会関連の学術団体である
徳島県臨床内科医会主催で開かれる、講演会について案内させていただきま
す。

徳島県臨床内科医会主催講演会『如何に診断するか~外来での推論術~』
日時平成29年7月23日(日)12時より
場所徳島市医師会館4階[徳島市幸町3丁目77TEL 088-625-4617]
講師生坂 政臣先生
(千葉大学大学院医学研究院診断推論学 教授
/ 医学部附属病院総合診療科 科長)

今回は“ドクターG“としても有名な生坂政臣先生を講師にお招きし、ご講演
いただきます。ベテランの実地医家だけでなく、総合診療医、研修医そして学
生の皆さんまで、幅広く満足して頂ける内容をお話しいただけると思います。
ご多忙とは存じますが、お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。
なお、駐車場には限りがございますので、乗り合わせか公共交通機関をご利用ください。

《生坂 政臣先生プロフィール》
★米国家庭医療専門医 ★日本内科学会認定総合内科専門医
1985年に鳥取大学医学部を卒業。1989年に東京女子医科大学大学院医学研究科 博士課程修了。
1990年に米国アイオワ大学家庭医療学レジデントに 就任。
1993年に東京女子医科大学神経内科助手、
1999年に聖マリアンナ医科大学総合診療内科講師に就任。
2002年に生坂医院副院長、
2003年に千葉大学医学部附属病院総合診療部教授に就任。
2014年同副院長、 2015年同総合医療教育研修センター長を経て、
2016年同総合診療科 科長・医学研究院診断推論学 教授へ就任し、現在に至る。

総合診療を『診断のついていない症状や健康問題を有する患者さんの生物・
行動・ 社会的な問題すべてに対して行う、原因臓器に限定されない包括的な切
り口での診療』と定義し、ほとんどの外来疾患は病歴で診断できるという立場
から、特に医療面接に重点を置いた診療を行っている。
著書には、「見逃し症例に学ぶ日常診療のピットフォール」、
「外来診療の達人」、「外来診療のUncommon Disease」など多数。 NHK総合
「総合診療医ドクターG」へ何度も出演

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2.トピックス

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■医師のキャリア形成に関する相談窓口
徳島県では徳島大学と連携し、地域医療を担う医師のキャリア形成支援と
本県の医師不足の状況等を把握・分析し、医師の地域偏在の解消や医師確保
の支援等を行うことを目的として「徳島県地域医療支援センター」を設置し
ております。

当センターでは、キャリア形成支援に係る相談窓口を設置していますの
で、お気軽にご相談ください。

■医師求人情報
7月19日(水)現在、「とくしま医師バンク」における徳島県内の公的医
療機関等からの医師求人情報は、常勤43件、非常勤16件です。

■医療勤務環境改善支援センター
県では、「徳島県医療勤務環境改善支援センター」を設置し、医療労務管
理アドバイザーや医業経営アドバイザーと連携し、県内の医療機関における
勤務環境改善の取組を総合的に支援しています。

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3.医師情報箱

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■徳島県動脈硬化予防セミナー2017
日時:平成29年 7月 26日 (水) 19:00~21:00
場所:ザ・グランドパレス徳島
演題:特別講演
「慢性疾患と睡眠障害の関連性」
講師:大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学
山田真介先生

「変貌する脂質異常症治療:エゼチミブの役割」
講師:国立大学法人岡山大学病院循環器内科
三好亨先生

■平成29年度第4回徳島市医師会学術講演会(第4回外傷セミナー)
日時:平成29年 8月 2日 (水) 19:30~21:00
場所:徳島市医師会館
演題:「災害医療とDMAT」
講師:田岡病院救急科上山裕二先生
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4.みどころ・イベント情報

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■2017吉野川フェスティバル

開催期間:2017/7/28(金)~30(日) 10:00~22:00予定

開催地:徳島市吉野川グラウンド(吉野川橋南岸河川敷広場)

問い合わせ:吉野川フェスティバル実行委員会(新町川を守る会事務局内)
TEL:090-3783-2084

川と親しみ、川の魅力を知り、川と遊ぶための「2014吉野川フェスティバ
ル」を開催します♪
吉野川グラウンド特設会場を中心に、吉野川下流域一帯が会場です。ライブ
やダンス、花火、阿波踊り、吉野川遊覧など、カップルからファミリーまで楽
しめるイベントが盛りだくさん!ぜひ足をお運びください!!

☆期間中毎日開催!
10:00~22:00ビアガーデン&ドリンク、吉野川B級グルメストリート
12:00~吉野川遊覧
12:00~22:00ビッグバーベキュー
20:45~吉野川花火大会
21:20~毎日踊る!阿波踊り


■Deutsches Hopfenfest 2017

開催期間:2017/8/12(土)~8/13(日)
開催地:鳴門市ドイツ館1階大ホール及び館前広場
(徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2)
問い合わせ:鳴門市ドイツ館
TEL:088-689-0099
概要
ドイツは全土に1200を超えるビール醸造所があり、その製法を法律で定め
ているほどのビール大国です。Deutsches Hopfenfest(ドイチェスホッフェン
フェスト)は、ドイツ館におけるドイツビールの祭典です。
会場には約60種類以上のドイツビールが並び、販売されます。また、ア
コーディオン演奏やミニゲームのステージ、専門家から知識を学べるドイツ
ビールセミナーの開催、地元企業やクリエイターによる出店もあり、イベン
トをより一層に盛り上げます。ドイツ館でドイツビールとともに、真夏の楽
しいひとときをお過ごしください!

※当日、車を運転される方の飲酒は固くお断りいたします。
また、未成年者に酒類の販売は致しません。

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5.チーム医療を考える:「第42回 日本外科系連学会学術集会」報告~
美波町国民健康保険美波病院 院長本田壮一

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私は内科医であるが、2017(平成29)年6月28日(水)~30日(金)に、徳島
市で開催された表記の学会に参加するという稀な機会を得たので報告する。
学会長は、丹黒章先生(徳島大学、胸部・内分泌・腫瘍外科)で、テーマは
「チームのちから」。手術室のチーム医療(Enhanced Recovery After
Surgery(ERAS)という概念が普及しているという)だけでなく、感染対策、リス
クマネージメント、緩和ケア、栄養サポートチームなどのシンポジウムやワー
クショップが企画されていた。
2017年2月の第254回徳島医学会にて、私どもは“地域でのがん診療の連携”
について、ポスター発表した。この縁で、丹黒会長や事務局のT先生より、今回
の学会において地域連携のsessionで口演することを勧められた。発表後には、
関東の外科医とも交流の機会となり、有意義であった。
学会をふりかえると、初日には、中村清吾先生(昭和大学)の「若年性の乳
がん」。29日(木曜)には、救急医療現場、多職種共同研究、医師会の連携な
ど。30日(金曜)には、医療安全、医工連携、箱根駅伝でのチームづくり(青
山学院大学の原晋(すすむ)監督)、緩和医療、災害時のチーム医療など盛り
だくさんのトピックを学んだ。また、29日(木曜)の夕べには、阿波踊り(殿
様連による)が目玉の懇親会もあり、お世話になっている徳島県内の諸先生も
やたくさんの外科医との懇談の機会となった。
近年、「がん診療」の均てん化が目標とされており、当院のような地域小病
院は、外科・放射線科・腫瘍内科などとの、「顔のみえる」医療連携が重要と
なっている。本学会は、最新知識の吸収することだけでなく、外科医との交流
などで意義深かった。

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6.編集後記

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暑さが日増しに、厳しくなってきており、そろそろ「梅雨明け」間近かなと
考えているところだったのですが、本日、「梅雨明け」したようです。今年
は、特に暑さが厳しいようで、熱中症対策を万全に備えておかないとと思って
おります。
7月2日にインテックス大阪、16日に東京ビッグサイト(ともに民
間医局主催のレジナビフェア)において、開催されました。それぞれ指導医
および研修医の方々に参加していただきました。
三好病院の住友院長はじめ指導医及び研修医の方々は、医学生に温かく語り
かけ、詳細を説明していました。お疲れ様でした。徳島県のブースを訪れた医
学生が、1人でも多く徳島県内の臨床研修病院を訪れ、マッチングされること
を期待しております。
医学部を目指している高校生の皆さんにとって、夏休み期間中は、補習や模
試のほか、大学のオープンキャンパスへの参加など、大変忙しいことと思いま
す。
徳島県においても、8月9日、10日の2日間にわたり、「徳島大学医学部
における体験授業」を実施する予定です。67名の方々に申し込んでいただきま
した。この体験授業を受けた高校生の多くが、徳島県内において、医師として
活躍してくれることを願っております。
おかげさまで、皆様の御協力によりましてドクターカモンメール7月号も何
とか無事発信することができました。ご寄稿いただきました医療関係者の方々
をはじめ、皆様に厚く御礼申し上げます。
それでは、以上をもちまして「とくしま医師バンク通信ドクターカモン
メール」第110号を締めさせて頂きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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次回の「とくしま医師バンク通信ドクターカモンメール」第111号は、
8月16日(第3水曜日)の発行です。

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