当センターは、県の北部中央に位置する吉野川市と阿波市を管轄しています。管内は東西に吉野川が流れており、その川中島である「善入寺島」及び両岸に開けた肥沃な平坦部、四国山地や阿讃山脈の中山間地域で構成されています。
こうした地理的条件の中、肥沃な土壌や比較的温暖な気候を活かし、レタス、なす、トマト、ブロッコリー、ぶどう、シンビジウムをはじめとする野菜・果樹・花きの園芸作物や肉牛・養豚・酪農の畜産等、多様な農業が営まれ、県農業産出額の約16%を占める農業地帯が形成されています。
しかし、農業従事者の高齢化や担い手不足が進行しており、産地の規模縮小やブランド力の低下が進みつつあります。
また、近年の農業・農村を取り巻く環境は、担い手の減少や農業従事者の高齢化に加え、長期化する新型コロナウイルス感染症拡大による農産物消費及び価格の低迷、ウクライナ紛争等、不安定な社会・経済情勢を背景とした肥料等の農業資材や燃料費の高騰により厳しい状況にさらされています。
一方、国においては令和4年4月22日に「みどりの食料システム法」が施行され、本県でも「徳島県みどりの食料システム戦略基本計画」によって、環境負荷低減による持続的かつ健全な経済の発展に向けた取組が進められています。
このような中、「徳島県協同農業普及事業の実施に関する方針」を踏まえ、3カ年の基本計画及び単年度計画で構成する「普及指導員行動計画書」を策定しました。
普及事業の本質的な機能を発揮するよう高度化及び効率化を進め、次に掲げる課題を各種事業を活用し、関係機関・団体と密接に連携しつつ、効率的な普及指導活動を展開します。
吉野川農業支援センターは、吉野川市、阿波市の2市を管轄しています。
「農業支援担当」と「吉野川ブランド推進担当」の2担当制をとっており、市、JA等との連携を密にしながら効果的な普及活動を展開しています。
農業支援担当は、技術指導を基本に農業者や市、JA等農業関係機関・団体と連携して担い手の育成、農村の活性化、産地の振興に取り組みます。
吉野川ブランド推進担当は、管内ブランド品目の産地育成、野菜増産への取組支援等、地域の緊急かつ重要な課題の解決にあたっています。
農業技術に関する情報や新規就農者の交流、当センター管内のイベント情報等を発信しています。
※ソーシャルメディアを利用した情報発信は、「徳島県ソーシャルメディア利用ガイドライン」及び各所属ごとに定めた「ソーシャルメディア利用方針」に基づいて行っています。
所在地 〒779-3304 吉野川市川島町宮島736-1 吉野川合同庁舎
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