エシカル消費自主宣言

　徳島県企業局は、地方公営企業として、「企業の経済性の発揮」と「公共福祉の増進」の経営基本原則に則り、県民目線、現場主義のもと、一歩先の未来を切り拓くべく、県民生活の向上と地域社会への貢献に全力で取組み、自然エネルギー社会をリードする「エシカル企業」を目指してまいります。

○豊富な自然エネルギーを活用した発電事業
水力発電では、「全国公営企業で日本最大規模」の日野谷発電所をはじめとする4つの水力発電所を運営しており、また、太陽光発電では、「西日本で県営初のメガソーラー」であるマリンピア沖洲太陽光発電所と、「全国初の実証モデル」として発災時に避難所生活をサポートする和田島太陽光発電所を運営し、温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーとして、年間約27万トンのCO2削減に貢献しています。

○森林保全活動
企業局の「水力発電事業」を安定的に運営していくためには、豊かな水源の確保が必要不可欠となることから、県営発電所及びダムが所在する町において、公有林化を促進し、間伐等の「管理面の支援」などを行い、県営発電所の上流域における「環境整備」と、「地域振興」に貢献するとともに、良質な水資源の確保を図ることを目的に「企業局森づくり支援事業」を実施しています。

○ダム水源地サポート事業（環境型）
水力発電事業に係る県営発電所又はダムが所在する「町」及びその「水源地域」において、当該地域の振興に資するため、環境教育や環境保全に向けた活動を行う自治体や団体等を支援しています。
 

○エコカーの活用
 水素社会の到来に備え、企業局の公用車として「究極のエコカー」である燃料電池車を先行導入しました。また、これまでにもEV、PHV自動車の導入を進めてくるなど環境に配慮した業務の遂行に取り組んでいます。

○グリーン購入の活用
「エコオフィスとくしま・県率先行動計画」に基づき、事業活動に伴う環境への負荷の低減のため、従来より環境に配慮した取り組みの一つとして、環境負荷の低減に資する物品等の調達を推進しています。

○川口ダム自然エネルギーミュージアム（川口エネ・ミュー）における自然エネルギーの啓発
4つの自然エネルギーを一ヵ所で見学できるほか、次代を担う子どもたちに、自然エネルギーの大切さや先進技術を楽しみながら学んでもらい、また、小・中学校における遠足や出前授業による啓発を行うことで、倫理的な消費行動を助長し、未来のエシカル消費活動を創ります。

○自然エネルギー探検隊による環境・自然エネルギー学習
水力発電所や太陽光発電所といった自然エネルギー活用の現場を見学に活かすことで、次代を担う子どもたちに「エネルギー」や「環境問題」、さらには、「科学技術」に関心を持っていただく契機になるよう、実施しています。

○ダム・発電所の施設見学会の実施
ダム・発電所が実際に稼働している様子を目の当たりにし、肌で感じることで再生可能エネルギーの活用方法やエネルギーの地産地消について考える、きっかけ作りとなる取り組みを続けています。

○「スマート回廊」における地域貢献
川口ダム湖周辺地域を自然と自然エネルギーにちなみ「スマート回廊」と名付け、この回廊を「川口エネ・ミュー」を核として環境学習の場として活用するとともに、回廊及び回廊周辺地域を那賀川水系発の地方創生エリアとして構築していくため「スマート回廊地域創造事業推進委員会」を設置して、地域の特色を活かしたイベントを行うなど、地域の活性化を推進しています。

○県産材や伝統工芸を活用した施設づくり
徳島の素材を活かした建材を利用し、徳島の魅力を伝えるため県産杉を本場の阿波藍（JAPAN　BLUE）で染めた藍染杉を「なぐり」とよばれる伝統的加工方法により陰影をつけ、表面の木目表情を強調したものを「川口エネ・ミュー」の外装に取り入れています。

○ダム水源地サポート事業（地域振興型）
水力発電事業に係る県営発電所又はダムが所在する「町」及びその「水源地域」において、当該地域の振興に資するため、ダムや河川の保全に寄与する事業および地域の活力や魅力づくり等を推進する活動を行う自治体や団体等を支援しています。

○地域貢献活動への参加
「ごみゼロの日」や「交通安全週間」キャンペーン、「とくしまマラソンコース清掃活動」への参加など、地域に根付いた事業体として、事業活動だけでなく豊かな地域社会づくりに貢献するため、職員一人一人が社会貢献活動に取り組んでいます。

○障がい者就労施設からの優先調達
「とくしま・障がい者「働きたい！」発注事業」として、障がい者の地域における自立した生活を促進することを目的に、様々な物品等の発注により、各品目でそれぞれ高い発注実績を実現できるよう積極的に活用しています。