研修会報告

令和6年度 第1回 被災児童保育ボランティア養成講座(報告)

  • 日時:令和6年7月25日(木)13:00~16:00(講座1: 13:00~14:30 講座2: 14:50~ 15:50)
  • 参加者数:25名
  • 場所:徳島市山城町東浜傍示1-1 ときわプラザ学習室(アスティとくしま2階)

講座1「令和6年能登半島地震支援活動報告と過去の災害から学ぶ災害時支援」

講師:浦西由美 さん(徳島県東部保健福祉局 徳島保健所 副局長)

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宮崎県南部で震度6弱の地震があり、南海トラフ地震の発生も危惧されている。
第1回「被災児童保育ボランティア養成講座」の講演では、実際に被災地で支援活動を行ってきた浦西先生の講演を聞き、徳島県において、南海トラフ巨大地震が発生した時、どのように備え、対処し、命を守っていけばよいのかについて学んだ。

講座の流れ

  1. 支援チームとしての活動報告…スライドで説明
  2. グループでの重ねるハザードマップ検索体験(各自の携帯から)
  3. 東日本大震災の後、生まれた命の動画視聴

参加者の感想

  • 被災地で実際に活動された保健師さん(講師先生)の視点での内容で、これまでに知らなかったことが学べて有意義でした。特に避難場所で妊娠していることを打ち明けない女性がいることなど。対応に専門性が必要だと深く感じました。
  • 支援活動の様子がよく伝わり、ボランティアの必要性が実感できた。
  • 災害が起きた時の派遣チームがどのような動きをするのか、具体的に知ることは初めてで、知れてよかったです。自身が所属する場でも日常どのようなことができるのか、考えるきっかけとなりました。
  • 相手に寄り添いながらの支援の大切さを学び、今後忘れないようにしたいと思う。
  • 災害、ニュースや新聞などでは知り得なかった、被災地の状況を知れて、自分なりに考えることも多かった。
  • 被災地での赤ちゃんの誕生の動画に感動しました。命の大切さを痛感しました。
  • 実際に現地へいった時、自分がその場にいた時、どんなふうに動くことができるのか、よく考えたいと思います。
  • 自分たちの地域にも起こりうる問題として、実践できるようにしたい。講座を受けてよかった。
  • 自分にできることは何かを考えさせられました。いろいろなことを学びたいと思います。
  • 備えること、改めて大事だなと思いました。家に帰って備蓄している物を確認しようと思いました。
  • 実際に被災地に行かれていた先生からのお話は、とてもリアルで支援活動をされている方に頭が下がる思いとともに、いつなんどき起こるか分からない災害に備えて、様々な観点から考え直すことができたお話でした。

講座2「被災地における抱っこ・おんぶの役割~親子の心と身体、両面からの大切さ~」

講師:中川智子 さん(親子の絆を育む抱っことおんぶの教室「抱っこの木」代表)

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講座では、抱っこやおんぶ指導の専門家から、抱っこやおんぶをすることで、避難時に両手が使えることやスキンシップの大切さを実技体験を交えながら学んだ。

講座の流れ(スライドで説明)

  1. 乳幼児を連れての避難
  2. おんぶのメリット・デメリット
  3. 抱っこ避難のおすすめ
  4. 実技体験・・・身近なもので抱っこ・おんぶ(横抱き・縦抱き)
  5. 災害時のメンタルケア オキシトシン(愛情ホルモン)
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参加者の感想

  • 保育所では、抱っこやおんぶの仕方を知り、災害時に避難するときに備えることが大切だと実感した。
  • 抱っこひもの大切さと、正しく使うことを学べてよかったと思う。
  • 抱っこ、おんぶについて、早く知りたかったことがたくさんありました。
  • 実技が役に立った(抱っこのし方)
  • 抱っこひもは、日常として大切な事が学べて良かった。もっと沢山聞きたいと思った。
  • とても面白かったです。抱っこ・おんぶ講座、もう一度聴きたいです。
  • 実技は楽しく学ばせてもらいました。
  • おんぶ、抱っこ 子どもの育ちにとって大切なことを学ぶことができ、良かったです。
  • 抱っこの研修は実践もあり、とても分かりやすい内容で、知らないこともたくさんあり、本当に勉強になりました。
  • 具体的でよくわかりました。 「 だっこ」「おんぶ」➡練習をふまえ、活用していきたいと思 います。

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