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パーク テレコメディアは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

防災には、男女共同参画・様々な視点が必要です!

コラム
  • 被災時の困難をできるだけ小さくするために、見落としがちなニーズに気づくために、防災活動と災害時の担い手を増やすために、「防災には、男女共同参画・様々な視点が必要です」
    • 防災分野の女性の参画はまだまだ少なく、これまでに起きた各地の災害でも、日頃からの男女共同参画社会の推進の重要性が訴えられています。
    • 「男性だから」「女性だから」といった性別によって役割を分担するのではなく、災害という緊急時であっても、誰もが等しく尊重される為には「様々な視点」が不可欠です。
  • ◎内閣府の調査によると、都道府県防災会議の委員に占める女性の割合(令和5年度)は、21.8パーセントです。
    • これは、令和7年を期限にした成果目標である30パーセントにはまだ届いていません。
    • 徳島県は、全国1位の50.6パーセントです。
  • ○自主防災組織は・・・
    • 現状のように、責任者の大半が男性では、防災活動に女性や子ども・若者が参加しにくく、参加していても重要な決めごとには関われず、様々なニーズが把握しづらくなります。
    • また、一部の男性に防災活動の負担が集中することも問題です。
    • 誰もが、性別や立場にとらわれないで、能力を十分に発揮することが、災害に強い地域づくりには欠かせません。
  • ○防災訓練では・・・
    • 実際に役に立つ防災訓練にするために、女性や子ども・若者も含めて多くの人が参加したくなるよう工夫し、様々なことが学べる訓練にしましょう。
    • そのためには・・・
    • ☆だれもが参加しやすい訓練に
      • いろいろな世代や様々な状況にある人々が興味を持ち参加しやすい内容の訓練
      • 多様な人々のニーズに配慮した訓練
    • ☆備蓄品は様々な人の視点を反映する
      • 各家庭の備蓄は、性別、育児や介護等、家族の事情に応じて
      • 誰もが使いやすい防災資機材を用意
    • ☆役割を性別で固定しない
      • 「機械操作は男性、炊き出しは女性」などと決めつけず、柔軟な役割分担をする
    • ☆避難所のシミュレーションをしておく
      • 実際の生活を想定した避難所の配置を前もって検討
      • 年齢や性別を問わず、多くの人が防災資機材を実際に使えるような訓練を
  • ○避難所では・・・
    • 大災害時には、長いあいだ避難所で共同生活を続けるかもしれません。
    • 「避難所運営は男性、炊き出しは女性」などと、固定的な役割分担意識に基づく避難所運営では、地域の少数の男性役員が責任をすべて引き受け、疲労困ぱいしたり、育児や炊き出しなどに追われ女性も疲労困ぱいといった状況になりかねません。
    • また、高齢者や障害者の方が体調を崩し、つらい状況に置かれても、なかなか相談できないと いった状況もあります。
    • 高齢者、乳幼児、子ども、障害のある人、妊産婦、外国人等々、性別や立場が違えば、必要な住環境、物資、サービスも違ってきます。
    • 多様な人々のニーズに配慮して、避難所の空間利用や運営を考えておくことで、みんなが少しでも過ごしやすくなり、被災時の困難を軽減できます。
  • ◎避難所の運営体制・運営ルール男女共同参画局避難所チェックシートより
    • □運営体制
      • 管理責任者には男女両方を配置している
      • 自治的な運営組織の役員に女性が3割以上参画している
      • 運営組織に、多様な立場の代表が参画している・介護・介護が必要な人 ・PTA ・障害者 ・中学生・高校生 ・乳幼児がいる家庭の人 ・外国人(居住者が多い場合)
    • □運営ルール
      • 避難者による食事作り・片付け、清掃等の負担が、特定の立場の人に偏っていない(男女を問わずできる人で負担)
      • 女性用品(生理用品、下着等)は女性担当者が配布を行っている
    • □ニーズ把握
      • 避難者から要望や困りごとを受けられる仕組み体制がある(トイレ等への意見箱の設置)
      • 女性や子育て・介護中の家庭の要望や困りごとを積極的に聞き取り、運営に反映させている
      • 避難者名簿を作成し情報管理が徹底されている(氏名、年齢、性別、健康状態、保育や介護を要する状況、避難場所、住宅・車中泊、外部からの問い合わせに対する情報の開示/非開示の可否)
      • 相談体制の整備、専門職と連携したメンタルヘルスケア・健康相談が実施されている
お問い合わせ
〒770-8055 徳島県徳島市山城町東浜傍示1-1 徳島県立男女共同参画総合支援センター
電話番号:088-655-3911
FAX番号:088-626-6189
メールアドレス:flairtokushima@mf.pikara.ne.jp