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ときわプラザは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

「女子は理数系が苦手」と思い込んでいませんか?

コラム
  • 2023年小中学生の基礎的な学力を測る国際調査(TIMSS)によると、小4算数5位、理科6位、中2数学4位、理科3位と小中学生の理数学力は世界トップクラス。 PISA(OECD学習到達調査)では男女別に得点差は見られず、共に世界トップクラス。文科省の全国学力調査でも男女差は見られませんでした。
  • 女子は男子より理数系への関心が低い
    • 「算数や理科の勉強は楽しい」という子の割合の調査結果、女子は男子より理数科目の関心が低いという傾向がありました。これは女子の方が理数系教科が苦手というアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)が影響しているのでは?
  • 「女の子だから」周囲の言葉の呪縛
    • 周囲の何気ない言葉で進路を見なおす人も少なくありません。「女子は理数系教科が苦手」という根拠のない思い込みは個々の才能や進路希望を阻む恐れがあります。「男だから」「女だから」ではなく個々にあった接し方が必要です。 内閣府では理工系女子を応援する取組として「夏のリコチャレ」のイベントを開催しています。これには多くの企業や大学が賛同して協力を得ています。ときわプラザでも、理系女子応援セミナー企業訪問や大学訪問を開催し、女子中高生が参加しました。
  • 理工学入試に女子枠
    • 大学入学者のうち、理工系に入学する女子の割合は20.6%(R6年学校基本調査より)。これはOECD加盟国の中で最低クラスとなっています。社会のデジタル化などに伴い、理工学人材の需要は高まっており、質の高い教育を行うためには多様性の確保が必要とされ国も理工学分野への女性進学を応援しています。 男女に限らず理系に興味や関心を持つ人が自由に進路を選べるようになって欲しいと考えます。
  • 「いずれ離職する」の思い込み
    • 「女性は辞めてしまうから・・責任者は男性から選ばれる」とか「仕事の幅を狭められる」と言う思い込みありませんか。女性に多い看護師、栄養士、保育士、その他の職種でも仕事を続けている人は多いです。 子育てと仕事の両立は今や女性だけに求めるものではありませんね。
  • 女性の活躍を歓迎する社会風土を
    • 化粧品大手の日本ロレアルでは第一線で活躍する若手の女性科学者を「ロレアル ユネスコ女性科学者日本奨励賞」で顕彰しています。他にも企業からの奨学金などの支援は学生や保護者に将来の希望をもたらしています。