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ときわプラザは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

「男らしさ」にとらわれないで「自分らしく」生きよう!

9月号チラシ裏

「男らしさ」にとらわれないで「自分らしく」生きよう!

  • もしかしたらジェンダーバイアスという社会的性差による偏見によって、あなたも知らず知らずのうちに苦しんでいる事があるかもしれません。
  • 「性別役割に対する考え」(内閣府:令和3年度性別による無意識の思い込みに関する調査結果より)
  • 男性が女性を大幅に上回る「男性は○○すべきだ」の強い意識のうち特に多い項目は、
    • 「デート・食事代は男性が負担すべきだ。」女性の意識よりプラス15.2パーセント
    • 「男性は人前では泣くべきではない。」女性の意識よりプラス12.1パーセント
    • 「家を継ぐのは男性であるべきだ。」女性の意識よりプラス10.4パーセント
    • 「男性は残業や休日出勤は当然だ。」女性の意識よりプラス9.9パーセント
  • それを誰から感じさせられた?
    • 性別役割や思い込みについて、感じさせた人として、男性は「父親」が1番多く、「母親」も4番目に多い。女性も「父親」が1番多い。
    • このことから、子育てにおいて今後気を付けることがたくさんあるのではないでしょうか。
  • 「有害な男らしさ」にしばられない男性に育てるために、子育てで気をつけることの例を挙げると、
    • 男であることを理由に、我慢させたり、無理にやらせたりせず、子どもの興味や好みを尊重し、自由に成長させましょう。
    • 男だからと感情を抑えさせることなく、喜怒哀楽を共有できる環境を作りましょう。
    • 乱暴な振る舞いをしたら、きちんと叱りましょう。
    • テレビなどで性差別や暴力に関する場面を見たら、いけないことだと説明しましょう。
    • 父親も母親も、家事や育児を共同で行うことで、男らしさや女らしさに囚われず、平等なパートナーシップを築きましょう。
    • 良いモデルとなる男性の存在を示すことで、子どもたちにポジティブな男性像を伝えましょう。など
  • 「有害な男らしさ」とは、伝統的な男性像の中に含まれる、女性蔑視や感情抑制、暴力性などの問題点を指す概念です。
  • 「有害な男らしさ」は、男性自身の心身面にも悪影響を与えかねません。
    • 男だから弱音を吐くななどと言われて育った男性は、つらくても誰にも相談できずに苦しんでいるケースもある。
    • ひきこもりや自殺、過労死は女性に比べて男性の方が圧倒的に多い。
  • 男らしさからの解放は、ジェンダー平等のためにも重要
  • 人の働き方や暮らし方が多様化しているにもかかわらず、いまだに「昭和モデル」の社会システムやジェンダーバイアスが根強く残っていて、そのギャップが多くの女性だけでなく男性も苦しめています。
  • 「令和モデル」(全ての人が希望に応じて、家庭でも仕事でも活躍できる社会)に切り替えて、異性間で対立するのではなく、互いの意見に耳を傾け、何が問題で何を解決する必要があるのか、共有し合うことが重要ではないでしょうか。