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ときわプラザは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

田舎に女性が帰ってこない? 地方から若者世代、特に女性の流出が続くのはなぜ?

コラム

33都道府県で男性より女性が帰ってこない

  • 2023年度の徳島県における転出超過数を見ると、20~24才の女性は同じ年齢層の男性に比べて、1.4倍流出しています。また、15~29才の転出超過数は全体の8割以上を占め、進学や就職、転職を機に若者が県外へ流出していることがわかります。 国は人口減少対策として2014年には30億、2024年度には100億円の交付金を出しています。少子化は止まりません。なぜ若者(特に女性)が地方から流出するのでしょう?

ときわプラザアンケート~女性が地方に帰らない理由~

  • ときわプラザ利用者の方へアンケートをしました。 都会に比べて仕事や年収や遊び場所は少ないという意見と逆に徳島の自然の良さなどが語られました。「『嫁の役割』の意識については昔の人より今の若い人の意識は変わってきている」という意見もありました。

男女の地位の平等感

  • 徳島県が実施している意識調査の結果によると、男女の地位の平等感について、男性の方が「非常に優遇されている」「どちらかと言えば優遇されている」と回答した割合が「社会通念・慣習」「政治の場」で約8割、「職場」で約6割となっており、依然として男性優位の意識が強いことがわかります。 兵庫県豊岡市ではこのようなジェンダーギャップをなくすまちづくりを市の主要政策に位置づけ、成果が現れてきているということです。 -徳島県「令和6年男女共同参画に係る意識調査」より-
  • 男女共同参画社会基本法ができて25年。 刑法改正や、DV防止法改正、困難女性支援法などの法律が施行され、目に見える形で社会が変わってきていますが、意識の変化はそれほど追いついていないと言えます。「徳島の良さ」と「都会の不便さ」に気づいたり、親の介護や将来の子育てでUターンを考える若者もいます。女性であるというだけで生きにくく息苦しいと感じる事については、若者だけの問題ではなく、いろいろな世代の人で考えていきたいものです。