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ときわプラザは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

ときわプラザジェンダーカフェ「わたしらしくのびのび生きたいー知っておきたい、変化の現在地ー

ときわプラザ ジェンダーカフェ開催

  • 「ときわプラザジェンダーカフェ」4月7日(日)
  • 講師:ウィメンズカウンセリング徳島代表 河野和代さん
    • (認定フェミニストカウンセラー・公認心理師・認定心理士)
  • 男女共同参画社会基本法が制定されて25年、ジェンダー平等や人権、女性の福祉の視点から法律や社会が変わってきました。法改正のポイントやその背景をやさしく解説してくれました。
  • (1)刑法改正(2023年7月施行)
    • ・強制性交等罪が「不同意性交等罪」になりました。 ・性交同意年齢が13才から16才に引き上げられました。 ・わいせつ目的での16才未満の者への面会要求は犯罪です。 ・性的な画像の盗撮は「撮影罪」です。 ・性犯罪の公訴時効期間が延長されました。 ・配偶者にも不同意性交等罪が適用されます。
  • (2)「DV防止法」改正(2024年4月施行)(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)
    • 身体的暴力以外に精神的な暴力も保護命令の対象に拡大されました。
  • (3)「困難女性支援法」(2024年4月施行)(困難な問題を抱える女性への支援に関する法律)
    • 女性への暴力、貧困などの問題は自己責任で片付けられるものではなく、背景にはジェンダーがあり、切れ目のない支援が必要だという考えが進んできました。自治体と民間団体が「協働」の視点で支援する方向です。
  • 刑法、「DV防止法」は性別に関わらず適用されます。
    • 法改正することで誰かの権利が奪われたのではなく、いろいろな被害の声をあげてくれた人がいて、本来持っている個人の権利を得たのだということです。包括的性教育が進み、ジェンダー平等や、性と生殖の健康と権利などが認められる社会へと変化する”現在地”をしっかり見つめることができました。
  • グループで話し合い
    • 否定せずに聞く、個人情報を口外しないなど、安心して話せる場でした。自分の話を聞いてくれて、受け止めてもらえるほっこりした時間でした。
  • 次回ジェンダーカフエは令和7年2月9日(日)の予定です。