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ときわプラザは、全ての個人が性別に関わりなく、共に個性や能力を発揮し、自分らしく生きていけるよう、男女共同参画に関する様々な課題について学び、気づき、考える講座の開催などを通じ、みなさんが楽しく学べる時間と機会を「フレアキャンパス講座」として提供しております。

健 康 は 人 権 で す。女性の健康についてもっと知りましょう!

健康は人権

心身の健康は、 自分の体を知ることから始まり、 自尊心を育て(self-esteem) 自分で考えて選び(informed choice) 実現していくもの

  • 日本の女性は世界一の長寿ですが、日常生活に支障のない健康寿命はそれほど長いわけでなく、医療や介護を必要とする期間が平均でも10年以上あります。 女性には男女共通のがんや心臓血管系疾患以外にも女性ホルモンの低下に関連した骨そしょう症、骨折、関節や筋肉の変形・弱化、認知症等の病気があり、すぐ死に至らなくても生活の質が落ちると幸せな状況にあるとはいえません。 健康に生きることは人権です。女性の健康について考えてみましょう。
  • 女性のライフステージと健康<女性の心と体は、女性ホルモンに影響されます>
    • 女性ホルモンは思春期から更年期まで卵巣から分泌されるホルモンですが、男性のように一定に分泌されるのではなく、月経~排卵~月経と、およそ1ヶ月で大きな変動が繰り返されます。
    • 現代女性は、妊娠・出産の機会が減っているため、月経回数は昭和初期に比べて9倍~10倍に増加しています。そのため思春期から性成熟期にかけて、月経痛、PMS、子宮内膜症、子宮筋腫といった月経や女性ホルモンの分泌が多いことによる病気や症状が増えていると言われています。
    • 更年期になると、女性ホルモンの減少による症状が多くなります。日常生活に影響を及ぼすような「更年期障害」ほどではないけれど、肩こり、ホットフラッシュ、動悸、睡眠障害など、更年期による様々な不調を感じる人は多いです。さらに更年期以降は、生活習慣病、骨粗しょう症や認知症など、男性より女性がかかりやすくなる病気があります。
  • リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(RHR)
    • 日本語では、「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。性や身体のことを自分で決め、守ることができる権利です。
    • 1994年、カイロで開催された国際人口開発会議、および1995年北京で開かれた世界女性会議を通して、「女性の権利」として宣言されました。
    • 女性の健康問題は、女性が子どもを産み育て、就労を継続して経済にも貢献しながら、健やかに年老いていくためにも、とても大切な課題です。不妊になってから、病気になって生活の質が低下してから、医療や福祉によって救済しようとするのでは遅すぎます。
    • 自分自身だけでなく、パートナーや家族、職場などでも女性の健康問題を認識することで、女性がもっと生きやすくなるのではないでしょうか?
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