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資源環境研究課 Resources and Environmental Research Division

研究課の概要

各担当業務内容

森林資源・鳥獣担当

 スギ大径材の利用拡大と新商品開発のため、平角材の効率的な木取り法、乾燥スケジュールなどの確立や正角材を貼り合わせることによって大断面を作り出せる接着重ね材など、実用技術として県内企業の方々と研究開発を進めています。

 また、花粉症対策に貢献する苗木生産技術開発や林地に植栽後のシカ被害対策、森林版カーボンオフセットを促進するための航空レーザ計測データ活用を図るとともにキノコの生産技術に関する研究開発を行っています。

 この他、開放型試験施設「木材利用創造センター」では、県内企業らの県産材商品開発をサポートし、木材関係機械器具の技術指導や依頼試験を行っています。
 

生産環境担当

 消費者に安全な農産物を安定的に供給するため、環境負荷の軽減と生産性を両立させた持続的な生産体系の構築を目指し、農耕地土壌の改良に関する研究・開発を行っています。

 具体的には、堆肥等の有機質資材・緑肥等を用いた化学肥料低減技術、農耕地から発生する温室効果ガス抑制技術等の開発のほか、県内土壌の継続的なモニタリング調査、肥料・堆肥の分析業務等を行っています。
 

食の安全・総合防除担当

 農作物の安定生産および品質向上のために、各種病害虫の生態解明とそれに基づいた物理的、耕種的、生物的防除技術等を研究開発し、化学農薬のみに頼らない総合的な病害虫管理(IPM)の確立に取り組んでいます。また、ガスバリアー性フィルムを用いた土壌くん蒸剤の使用量低減に向けた技術開発やハウススダチ等を対象とした登録農薬の安全性評価試験等を行っています。この他、新規の農薬実用化試験・マイナー作物の農薬登録拡大試験や薬剤散布の省力化、農作物病虫害の診断、研究等、幅広く行っています。