40代
先日「高校生の自転車利用時のヘルメット着用率」というタイトルで徳島県の教育委員会に対して、他県の教育委員会で実施できている県立高校の通学時のヘルメット着用義務化の指示(高校へ自転車通学に関する許可や届出に登下校時の乗車用ヘルメットの着用を条件又は必須項目に加える指示)を出せないのか、出せない場合はその理由を教えてほしいと質問しました。安全教育に頑張って取り組んでいるという回答でしたが、私が回答いただきたいのは安全教育全般についてではございません。他県の教育委員会が実施できている高校生の安全面に関する指示(県立高校の通学時のヘルメット着用義務化の指示)を、徳島県の教育委員会が出せない理由を教えて頂ければと思います。
読売新聞オンライン2024/07/09の「ヘルメット重要性高校生に」(https://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20240708-OYTNT50091/)によると、徳島県警交通企画課の課長補佐から徳島県の高校生の低いヘルメット着用率について「県内の多くの高校が、校則でヘルメット着用が義務づけられていないことも要因」とのコメントが紹介されています。先日の質問では東京都の事例をお伝えしましたが、愛媛県では2015年に県立高校の通学時のヘルメット着用を義務化し、現在高校生の100%がヘルメットを着用しているそうです。
自転車ヘルメット着用努力義務化から1年半が経過した現在、徳島県の教育委員会は県立高校の通学時のヘルメット着用義務化の指示を出せない理由を教えて頂ければと思っております。
【教育委員会からの回答】
「県民目安箱」へのご意見ありがとうございます。
通学時のヘルメット着用義務化については、生徒がヘルメット着用の重要性や意義を理解し、自主的な取組として、各学校が校則に入れるかどうかの判断をするものと考えており、現時点では、一律に校則で規定することは考えておりません。
県教育委員会では、生徒が生涯を通じて主体的にヘルメットを着用し、自らの命を守る行動がとれるよう、ヘルメット着用啓発リーフレットの作成・配布や教育長メッセージの発信等とともに、「自転車ヘルメット着用推進アンバサダー事業」において、生徒の主体的な活動をサポートする取組を行っています。
県教育委員会としましては、警察や関係機関と連携しながら、引き続き、高校生が「大学生」や「社会人」になってからも、ヘルメットを着用する意識の醸成に取り組んで参りたいと考えておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
※自転車ヘルメット着用推進アンバサダー事業
登下校時等にヘルメットを着用し、学校で着用を推進する生徒を「自転車ヘルメット着用推進アンバサダー」に認定。アンバサダーは活動の様子を動画にして、県教育委員会に提供し、県教育委員会は「着用推進メッセージ」として、関係機関等にPRすることによりアンバサダーの活動を支援する。
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
体育健康安全課 防災・安全教育担当
電話番号:088-621-3166
ファクシミリ:088-621-3173
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