令和7年3月に内閣府が公表した「南海トラフ巨大地震被害想定※」を踏まえ、最新の地形データなどを反映し、より詳細な県独自の「津波浸水想定」を公表しました。
「徳島県津波浸水想定」は、発生頻度は極めて低いものの、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を対象としています。最大クラスの地震・津波に対しては、「迅速な避難」が極めて重要です。県民の皆様には「迅速な避難」につなげるため、避難場所や避難経路の確認、避難訓練の頻回実施をお願いします。
※内閣府が公表した被害想定は、主として広域的な防災対策を検討するためのマクロの被害想定を行ったものです。
【留意事項】
○「津波浸水想定」は、津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)第8条第1項に基づいて設定するもので、津波防災地域づくりを実施するための基礎となるものです。
○「津波浸水想定」は、最大クラスの津波が悪条件下において発生した場合に想定される浸水の区域(浸水域)と水深(浸水深)を表したものです。
○最大クラスの津波は、現在の科学的知見を基に、過去に実際に発生した津波や今後発生が想定される津波から設定したものであり、これよりも大きな津波が発生する可能性がないというものではありません。
○浸水域や浸水深は、局所的な地面の凹凸や建築物等の影響のほか、地震による地盤変動や構造物の変状等に関する計算条件との差異により、浸水域外でも浸水が発生したり、浸水深がさらに大きくなったりする場合があります。
○「津波浸水想定」の浸水域や浸水深は、避難を中心とした津波防災対策を進めるためのものであり、津波による災害や被害の発生範囲を決定するものではないことにご注意下さい。
○浸水域や浸水深は、津波の第一波ではなく、第二波以降に最大となる場所もあります。
○「津波浸水想定」では、津波による河川内や湖沼内の水位変化を図示していませんが、津波の遡上等により、実際には水位が変化することがあります。
○今後、数値の精査や表記の改善等により、修正の可能性があります。
【参考資料】