40代
2023年夏に子どもたちへの熱中症対策について意見させていただいた者です。当時、教育委員会からの返事として以下のようにありました。
「公立学校の学期及び夏季における休業日につきましては、学校教育法施行令に基づき、市町村の設置する学校は、所管の市町村教育委員会が定めております。
なお、昨今の気温変化や熱中症の発生状況等を踏まえ、文部科学省から発出された本年4月28日付け文書では、夏季における休業日等の取り扱いについて、「気象状況等や学校施設(普通教室、特別教室、体育館等)における空調設備の有無等を踏まえ、児童生徒等の健康確保に十分配慮した上で、必要に応じて、夏季における休業日延長又は臨時休業日の設定、それに伴う冬季、学年末及び学年始休業日の短縮等をはじめとした対応について検討すること。」と明記されており、県教育委員会では、市町村教育委員会及び学校に対して、適切な対応を依頼しております。」
これに対し、昨年はなんらかの措置があったのでしょうか。一般市民には情報が届いていません。個人的な考えですが、各市町村に判断を任せるということは、隣合う市町村で様子を伺い合うばかりで、一向に進まないと思うのです。2025年の今、6月にして35度近い気温ですよね。悠長なことを言っていないで、全県統一で指示をするべきだと思います。
夏休みの延長など大胆な判断ができなくても、スクールバスを導入する、タクシー会社と連携するなどして登下校の熱中症対策をすることは可能ではないのですか。水筒が空になってしまった子への水分補給にペットボトルを用意しておく(後日利用者が新しいものを買って返すなどの仕組みづくりをしておく)、ネッククーラーなど熱中症対策グッズを保管して冷やしてあげるなど、早急な対応をお願いします。特に登下校中の熱中症は深刻です。鍵っ子の場合は、熱中症になって家に帰ってきても助けを求める大人がいませんよね。病院に行く足もありませんよね。もし下校中に熱中症になったらどうするのですか。誰かが命を落とすなど、犠牲にならないと対策は進まないのですか。
どうか早急な対応をお願いします。どんな対応をされたのか、返事をお待ちしています。
【教育委員会からの回答】
子どもたちへの熱中症対策についてご意見をいただき、ありがとうございます。
近年、全国的に夏の気温が高い状況が続いており、今年は、徳島県内でも6月から猛暑日を記録する状況となっています。
県教育委員会では、「学校における熱中症対策」として、国や県からの熱中症に関する情報を、速やかに学校に周知し、注意喚起するとともに、毎年5月には、小・中・高・特別支援学校教員を対象に熱中症講習会を実施しています。
また、令和6年5月に作成した、県版の「学校における熱中症対策ガイドライン」を県立学校や各市町村教育委員会に送付し、暑さ指数に応じた注意事項等を参考に、各学校において熱中症対策に取り組んでいただいているところです。
ご質問にありました熱中症事故を防止するための夏季における休業日の延長等につきましては、各学校を設置する教育委員会(市町村立学校の場合は、市町村教育委員会)が定めるものとされており、県教育委員会が把握しているところでは、近年では、三好市、東みよし町、吉野川市、つるぎ町が夏季休業日を延長しております。
県教育委員会としましては、市町村教育委員会と十分に連携しながら、引き続き、登下校も含めた児童・生徒の安全を第一に熱中症対策の取組を進めて参ります。
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
教育委員会 義務教育課 義務教育指導担当
電話番号:088-621-3104
ファクシミリ:088-621-2882
メールアドレス:gimukyouikuka@pref.tokushima.lg.jp
教育委員会 体育健康安全課 防災・安全教育担当
電話番号:088-621-3166
ファクシミリ:088-621-3173
メールアドレス:taiikukenkoanzenka@pref.tokushima.lg.jp