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県民目安箱

犬猫の殺処分の方法について

ご意見

60代

県民ではありませんが質問させて頂きます。
環境省動物の殺処分方法に関する指針というもので殺処分の方法について科学的または物理的な方法により出来る限り苦痛を与えない方法を用いて意識喪失状態にし機能またかは肺機能を停止させる方法か、社会的に容認される方法による事とありますが、何故人間の勝手により生まれた不幸な犬猫を最後の最後までガスで苦しみを与えて殺すのですか?愛護センターと車の違いで残酷な方法で殺していることには変わらないのではありませんか。職員さん、獣医師さんの気持ちも読ませていただきました。お辛そうで心が痛みます。殺処分が無くなるのが一番大切ですが、やり方もまた大切なのではないでしょうか。安楽死という事はできないのでしょうか?それともしないのですか?意識喪失させてあげるだけでも違うのではないでしょうか?喜びも苦しみも悲しみもちゃんとわかる感情を持った子達なのです。どうか職員さんも動物も苦しみを感じることのない安楽死をお考え願えないでしょうか?悲し過ぎます。

回答

【危機管理部からの回答】
 

 貴重な御意見をありがとうございます。
本県では,平成15年度の動物愛護管理センター(以下、「センター」という。)開所以降,犬・猫の殺処分数を削減するため,適正飼育の啓発と不妊去勢手術の推進等による「収容頭数の削減」,収容された動物を元の飼い主に返す「返還」,新しい飼い主への「譲渡」の推進に取り組んで参りました。
令和5年度も多くのボランティア、関係団体、県民の皆様の協力により、殺処分頭数は296頭と開所当初の約3%まで削減されました。
しかしながら、本県ではセンターや保健所に収容される動物が未だに多く786頭になります。このうち、669頭が犬であり、半数以上が飼い主を持たずに野外で生息、繁殖する、いわゆる野犬や野良犬であり、特に子犬の収容は400頭になります。
また、これらの犬の被害に関する苦情は、年間約1,700件以上にのぼり、本県における大きな課題となっています。
これらの背景には、飼主による遺棄や野犬・野良犬への餌やり行為があります。本県では、県民の皆様に対してこれらの行為が飼主のいない不幸な犬を増やしていることを理解いただくとともに、これ以上不幸な犬を増やさないよう、警察や市町村とも連携しながら指導や啓発を行っております。
保護した犬や猫はセンターに収容し、飼主を探すとともに個体ごとに譲渡適性を判定します。子犬や子猫は協力譲渡団体やミルクボランティアの御協力により、多くは新しい飼い主の元に譲渡しています。譲渡適性のある「助けられる犬・猫」の殺処分は令和3年度からゼロを継続しています。
しかし、人と生活することなく成犬となった犬については、人への馴化が非常に難しく、一般の方が飼育することは困難です。
攻撃性が高い、人との生活に順応できない、感染症を拡大させるおそれがあるなどの理由により、やむを得ず殺処分しなければならない場合、個体の状況により、炭酸ガスや薬品注射による措置を行っております。
今後も「助けられる犬・猫の殺処分ゼロ」を継続させるとともに、センターに収容される飼主のいない犬・猫を削減することが最重要課題と考えております
いただいた御意見につきましては、今後の参考とさせていただきますので、御理解下さいますようお願いします。


※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

動物愛護管理センター 愛護管理担当
電話番号:088-636-6122
ファクシミリ:088-636-6123
メールアドレス:doubutsuaigo@pref.tokushima.lg.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp