木造4階建て県営住宅1年経過の状況について

70代以上

日本初という木造4階建ての県営住宅が竣工、入居開始して1年が経過しました。以下の項目について確認したいと思います。
1．1年点検は実施されましたか?実施済ならばその結果と是正予定事項があれば公開してください。
特に漏水、遮音、構造的不具合等10年保証対象項目および入居者の意見等
2．在来の鉄筋コンクリート造と比較したコスト、工期、竣工後のメンテナンス等の優劣
3．カーボンニュートラルの取り組み状況、成果
またこのタイプ、仕様の県営住宅は今後も建設予定でしょうか?建設予定の場合この仕様を地理的条件は別としてそのまま採用するのでしょうか?それともまた新たに個別に設計条件を提示して入札するのでしょうか?それとも今後の建設予定はないのか?

徳島県としては数少ない「先進事例」のはずです。視察者に的確な説明ができるよう情報整理をされていると思います。我々県民にも開示してください。

【県土整備部からの回答】

1．1年点検は実施しておりません。

2．今回のプロジェクトでは、カーボンニュートラルの観点から木造としたところですが、コストや工期については、約10年間県営住宅の建替えを行っておらず、また、建設地や施工条件なども違うことから、単純に他の鉄筋コンクリート造の県営住宅と比較することは難しいと考えております。
一方、例えば御指摘のメンテナンスに関しては、建物外部に配管や設備機器を集中させる「エコシャフト」を採用したり、軒の出を大きくして外壁の木部を濡らさないようにするなどの工夫を取り入れております。

3．木造建築物は、建設時における二酸化炭素の発生量が少なく、利用時における二酸化炭素の貯蔵量が大きいことから、気候変動対策に積極的に取り組む本県の姿勢を示すプロジェクトであると考えておりますが、今回の木造での県営住宅の整備で、現在予定していた団地の建替が終了となるため、今後の県営住宅の整備方針については改めて検討する必要があると考えております。

住宅課 県営住宅担当
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