50代
徳島には西山谷2号墳、萩原1号墓、萩原2号墓といった、日本の古墳のルーツと言える素晴らしい遺跡があります。発見された時に、発掘調査されていると思いますが、現在、どちらの遺跡も野ざらしの状態です。本当に残念な事に思います。この徳島から、古代の日本の国づくりが始まったこと、日本の歴史から忘れ去られている事が残念でなりません。断定はできませんが、再度、これらの遺跡の調査をお願い致します。そして、徳島県民、子供達が楽しく徳島の歴史を学べるような遺跡の展示のかたちをお願い致します。もしかしたら、このことを通して日本の歴史がかわることになるかもしれないと、私は秘かに思っております。私は、ただの主婦ですが、そのただの主婦の思いを魅了するぐらいの素晴らしい徳島の古代史、邪馬台国阿波説、大和朝廷の本当の発祥の地、忌部氏と天皇との関係など、徳島の古代のロマンは尽きません。徳島県民への学びの為に、ご検討なにとぞよろしくお願い申し上げます。
【未来創生文化部からの回答】
この度は、御意見をいただきありがとうございます。
西山谷2号墳は、平成11、12年度の四国横断自動車道建設工事に伴う発掘調査で記録保存をして、その後、竪穴式石室部分を県立埋蔵文化財総合センター(板野町犬伏字平山)に移築して、見学できるようになっております。
また、萩原1号墓は、昭和54、55年度の県道12号鳴門池田線建設工事に伴う発掘調査で記録保存をし、出土遺物は、県立埋蔵文化財総合センターに展示され、見学できるようになっております。
萩原2号墓は、平成16から18年度までの学術調査で、墳丘の一部の発掘調査を行い、出土遺物は、県立埋蔵文化財総合センターに収蔵され、古墳の企画展等において、展示いたしました。墳墓は、鳴門市大麻町萩原に現存しております。
なお、上記3墳墓に関しては、発掘調査報告書が刊行されており、県立埋蔵文化財総合センターはもとより、県立図書館や各市町村図書館、教育委員会において、閲覧可能となっております。
また、県立埋蔵文化財総合センターでは、徳島の歴史が学べるような出土遺物の展示を行っておりますので、御活用いただければありがたいです。
貴重なご意見を踏まえ、県民の皆さま、未来を担う子ども達のより充実した歴史の学びの場が提供できるよう、今後とも努めてまいります。
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
文化資源活用課 埋蔵文化財担当
電話番号:088-621-3164
ファクシミリ:088-621-2886