1 概要
災害時は、県内11カ所の「災害拠点病院」と災害拠点病院を支援・補完する8カ所の「災害医療支援病院」を中心に災害対応にあたります。うち15病院は、DMAT(災害派遣医療チーム)を有し、超急性期(発災直後~48時間)においては、DMATが医療提供体制の確立や医療救護活動を行います。
2 災害拠点病院・災害医療支援病院について
災害拠点病院は、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災をきっかけにより制度化された、災害発生時に、その地域の災害医療の拠点となる病院のことです。 24時間いつでも災害に対する緊急対応ができ、被災地域内の傷病者の受入・搬出が可能な体制を持つことやDMATを保有することなどの要件があります。
次に、災害医療支援病院は、大規模災害時においては、多くの医療機関が被災し、軽傷者から重傷者まで、あらゆる患者が、災害拠点病院に集中することが懸念されることから、こうした事態を回避するため、「軽傷・中等症患者の受入」や「災害拠点病院への医師派遣」など、災害拠点病院の支援・補完的な役割を担う病院のことです。本制度は、徳島県独自の制度です。
3 DMAT(災害派遣医療チーム)について
DMATは、大地震及び航空機・列車事故等の大規模災害発災直後から概ね48時間までの超急性期において、被災者の生命を守るため、被災地に迅速に駆けつけ、救急治療を行う災害派遣医療チームです。