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ゲートキーパー(自殺予防サポーター)とは!?

いのち支える自殺予防サポーター~大切な人の悩みに気づいてください~

 全国の自殺者数は、平成24年から減少傾向にあるものの、いまだ年間約2万人の方が自ら尊い命を絶っています。
自殺の多くは様々な要因が複雑に関係し、こころや体に不調をきたして起こる「追い込まれた末の死」です。自殺は本人の問題にとどまらず、家族や友人など、周囲の人たちの生活や心に大きな傷をもたらします。
社会全体の問題として、取り組む必要があります。
 

ゲートキーパー(自殺予防サポーター)とは

 ゲートキーパー(自殺予防サポーター)とは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、その後も温かく見守る人のことです。

 「自殺予防の10か条」にあるような行動やイベントがあったときには、特に注意が必要です。悩みが深刻化すればするほど、相談につながりにくいというデータがあります。誰もがゲートキーパー(自殺予防サポーター)となり、その変化に気づくことができれば、自殺を無くすことができるかもしれません。

 ゲートキーパー(自殺予防サポーター)は、専門的な知識や技能が必要ではなく、悩みを抱えている人のために手助けをするという意思さえあれば誰にでもできます。県では、ゲートキーパーの研修講座の講師を派遣したり、研修のための動画を配信したりしています。(※研修動画はこのページの後半を確認)

ゲートキーパー(自殺予防サポーター)の働き
次のような場合には、どうしたらよいの?

もしも「死にたい」と打ち明けられたら…

  • はじめて打ち明けられた時には、驚いたり、悲しい気持ちになるかも知れませんが、それは正常な反応です。
  • 話をしてくれた事への感謝の気持ちを表し、なぜそういう気持ちになったのかを率直に尋ねましょう。
  • 話をそらしたり、一方的に話さず、本人の話に耳を傾けましょう。
  • つらい状況に共感を示し、感情を理解し受け止めてください。
  • 本人を責めたり、叱咤激励したり、世間一般の常識を押しつけたりすることは避けましょう。
  • 「自殺をしない」と約束してもらうことは自殺予防に有効です。
  • 不眠や食欲の低下、気持ちの落ち込みなどの症状は、治療で良くなることを伝えましょう。
  • 十分に訴えを聴いたうえで、専門家に相談するよう勧めましょう。

「秘密にして」「言わないで」と言われたら…

  • 「わかった」と即答(約束)はしないようにしましょう。
  • なぜ誰にも言ってほしくないのか、理由について尋ねた上で、秘密の約束をする以外の方法を提案する交渉人になりましょう。
  • 相談を受けた方が信頼している支援者や専門家のところに行ってみることを提案しましょう。
  • 提案がすぐに受け入れられるとも限りません。粘り強く交渉を行う必要があることも考えておきましょう。
  • どうしても納得してもらえなかったときは、「あなたのことが心配だから」と相手に断った上で、自分が信頼できる相手や専門家に相談することも考えておきましょう。
うつ病について
ひとりで悩まずまずは相談を!
#心や体が不調なとき、相談を受けて悩んだときなどはお気軽に相談してください。
相談窓口 電話番号 相談時間
徳島県精神保健福祉センター 088-602-8911 9:00~16:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
徳島保健所 088-602-8905 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
吉野川保健所 0883-36-9018・9019 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
阿南保健所 0884-28-9878 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
美波保健所 0884-74-7374 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
美馬保健所 0883-52-1018 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
三好保健所 0883-72-1123 8:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
自殺予防サポーター養成研修動画(オンデマンドで視聴可、登録必要)
  • 自殺予防サポーター養成研修~長引くコロナ禍におけるメンタルヘルス支援~(令和4年3月撮影)
  • 講師:富永武男氏(徳島県精神保健福祉センター課長補佐)

↑この資料は、個人及び団体で研修の理解を深めるためだけにご使用ください(無断転載、複製厳禁)

【オンデマンドでの視聴】

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