発達障がいの診断を受けるということは、単に、診断名を精神科医から伝え聞くことではありません。
診断名そのものに加え、自分自身の得意なところや苦手なところを、自分も周囲も知るための一つの材料になります。
診断の過程で得られたさまざまな情報を、あなたらしく生き生きと暮らすために活用します。
発達障がいを診断するのは、「医療機関(小児科・精神科・心療内科など)」です。ただし、すべての医療機関で発達障がいを診断できるわけではありません。専門的に診てもらえる医療機関をまとめていますので、医療機関リストを参照ください。予約制の医療機関も多くあります。お問い合わせの上、受診されることをお勧めします。(※当センターでは診断はできません)
・発達障がいを診断するのに重要な情報として、生育歴や生活歴などが必要となります。
・小さいときの気にある行動や、現在困っていることなどを整理して、あらかじめメモに書いておきましょう(卒業した学校、就職先、勤続年数など、できれば簡単に年表にしておくと便利です)。
・資料としては、母子手帳、小学校の通知表、小学校や中学校で書いた作文、幼少時の様子を記録したビデオなどが有用です。
・知能検査などの心理検査を受けたことがあれば、その結果も持って行きましょう。
・成人した方が相談する際にも、できれば本人の幼少期の様子を知っている養育者に同伴していただいたり、参考となる資料を持っていくといいでしょう。
発達障がいは脳の機能障害であるため、薬を服用して「治る」わけではありません。しかし、多動性や衝動性、不注意の症状を一時的でも改善するのに有効な薬もあります。症状を改善することで、自分の持っている力を最大限に活かすことができるかもしれません。主治医とよく相談してみましょう。
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