就職することはゴールではありません。発達障がい者の場合、離職率が非常に高いのも現実です。”働き続ける”ためには、仕事のことや生活のことなど、定期的に相談できる人がいると心強いでしょう。家族や友人はもちろん、あなたりことを理解している職場の人や支援者を作りましょう。
ストレス反応は、心や身体、行動に出ます。自分自身で心身の緊張などのストレス反応に気づき、客観的に現在の状態やストレスの原因について考えましょう。一方で、適度なストレスは脳の動きを活性化するとも言われています。事前に、ストレス発散できる方法をたくさん探しておき、上手に使いましょう。
どのような働き方を選択しても、何らかの就労支援を受けた人は支援を受けなかった人に比べて定着率が高く、安定した就労につながっています。ただしクローズ就労の場合は、支援機関での相談など、受けられる支援が限られます。
○あなたの特性や希望に応じた職場を、支援者が一緒に探します
○面接の際に支援者が同行して、障がい特性等を企業に伝えることで、理解が得られやすくなります
○職務内容や環境面において障がいへの配慮を得られやすくなります
○支援者(ジョブコーチ等)が職場を訪問し、課題の調整をすることができます
○支援者に対人関係の悩みなどを相談したり、解決策を一緒に考えることができます
○一般的に、障がいを職場に伝えない場合より長く継続して働くことができます
ジョブコーチ支援は、あなた(発達障がい者)、事業主、障がい者の家族に対して、職場適応に関するきめ細やかな支援をする公的なサポート制度。障がい者の職場適応を図り、障がい者雇用の促進や職業の安定を図ることを目的としています。障がい者、事業主双方の同意を得た上で、個々の状況に応じた支援を行います。
仕事が原因で心身に不調をきたしたとき、頼りになるのがかかりつけ医や産業医です。不調になった原因を一緒に探し、解決できそうなことを提案したり、必要に応じて医療機関の受診を勧めます。(産業医は、従業員50名以上の事業所に置かれています)
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