令和5年8月7日(月)13:00~16:00
徳島市山城町東浜傍示1-1
ときわプラザ学習室(アスティとくしま2階)
24名
講師:瀬戸 恵深さん(徳島ママ防災士の会 Switch代表)
徳島で起こりうる自然災害を知り、備えや心構えを認識するとともに、避難所における子ども等への対応について、グループワークを交えながら学びました。
【徳島で起こりうる自然災害を知り、想像する】
1.自然災害とは?…台風、洪水、津波、地震、土砂災害、火山の噴火など。
■徳島の被害想定を知る。
■ハザードマップについて
自然災害の種類が数多くあるように、ハザードマップにも種類がある。
「地震」「津波」「洪水」「高潮」「土砂災害」「総合」など
ハザードマップを見るのは、「それぞれ見るのは面倒」「情報がたくさんあってややこしい」「どこを見たら良いか解らない」などの意見が多い。
↓
国土交通省「重ねるハザードマップ」(手軽に見える)
※よく似ている用語だが、全く意味が違う。
2.災害時の行動「命を守るために避難」
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普段からいくつかの選択を考えておく。
(雑談の中で、決めるのではなく、ふわっとした選択肢を持っておく。)
自宅や職場、自分の身の回りに起こりうる
□難は何?(台風・大雨・洪水・高潮・地震・津波など)
それから、命を守るために・・
いくつか考えておくことが大切!
■避難のめやすとなる避難情報
3.非常持出袋と備蓄
『非常持出袋』
災害時、生きるために持ち出すもの
※人それぞれ必要なものは異なる。自分に必要なものを準備しておくのがよい。
■「防災ポーチ」という名の「非常持出袋」
最低限必要と思われる防災グッズ、自分が安心できるものを「ポーチ」や「サブバック」にまとめ、普段使っている鞄やバックなどに入れたり、車に備えておいたりすのがオススメ。 (カロリーメイト等の食べ物、水、携帯ラジオ、救急セット、簡易トイレ、常備薬、歯磨き、除菌シート、保温シート、ライト、小銭、パーソナルカード等)
『備蓄』
最低でも3日~7日間、生き続けるために必要なもの 1週間備蓄セット×人数分
備蓄が食品ロスないならないように→フェーズフリー
いつもともしもの時間の壁(フェーズ)をとっぱらう食品を備えに取り入れる。
■ローリングストック法・・普段の食品を少し多めに買い置きし、賞味期限の古いものから消費し、消費した分を買い足す。
(乾物、レトルト、米、フリーズドライ、飲み物、好みのお菓子、乾麺等)
※自分や家族が好きで、よく食べるものをストック!
☆カセットコンロ・ガスボンベも備える。
・衛生状態を保つために「衛生用品」は必ず備蓄!
4.子どもたちを取り巻く避難所の課題
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■子どもがストレスを受けた時の代表的な症状
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「病気になるのでは?」「治療が必要?」と不安になるが、一時的のこうした行動や様子を示すことが、実は自然で正常なこと、また、
〇地震や避難の絵を描く 〇災害を再現する「地震ごっこ」「津波ごっこ」
こういった行動も、遊びに使い、気持ちを整理したり表現したりするために必要なこと。やめさせたりぜず、見守る。
※ストレス症状やごっこ遊びが数週間続くようであれば、カウンセリングや絵画、運動、遊びを通したセラピーなど、専門家の助けを求める。
■周りの大人ができる接し方 ☆声かけ ☆スキンシップ ☆傾聴
■支える上での留意点(子どもの気持ちを決めつけない。)
言ってはいけないことの例
「気持ちはわかるよ」「がんばって」「命があったんだからよかった」「そのうち楽になるよ」「あなたが生きていてよかった」「他にだれも死ななくてよかった」「あなたは家族もいるしよかった」
■避難所における子どもの居場所づくり
災害復興時に避難所にいる子どもたちの心の安定を図る。(玩具研究)
5.グループワーク:避難所運営ゲーム(HUGゲーム)
静岡県でうまれたもので、避難所(学校)を想定し。様々な人たちが避難してくる時に地域住民中心で避難所を開設し対処することを、疑似体験するゲーム。
カードに書かれたそれぞれがかかえた事情(乳幼児、妊婦、病気、障がい、高齢者、ペット、旅行者等)やイベント(配給物、報道関係等)を考慮して対処する。
(疑似体験後の感想)
まとめ
© 徳島県 こども未来部 子育て応援課