令和4年9月16日(金)13:00~16:00
徳島市山城町東浜傍示1-1
ときわプラザ学習室(アスティとくしま2階)
26名
本講座は、検温、換気、マスク着用、手指のアルコール消毒、会場内の消毒など新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて開催
講師:前田 宏冶さん(四国大学生活科学部児童学科教授・学修支援センターセンター長)
【研修会の目的】
【自閉スペクトラム症】の具体的特性
★★このような特性を理解した上でどう支援していけば良いのか★★
○偏食障害・睡眠障害では
○感情のコントロールができない
○五感が過敏・鈍感
○拘りがある
○コミュニケーション障害
○トラウマになり易い
被災した特別な配慮を要する子どもへの支援
グループワーク(グループで話し合い、意見交換を模造紙にまとめていく)
【グループの発表】
【講師のまとめ】
✫外見から障害のあることが判断しにくい子どもたちは、周囲から理解されにくく、不適切な行動を親の躾のせいにされ、保護者が大変苦労したという事例がある。障害があることや適切な対応の仕方を避難所で共に生活する人たちに知ってもらう必要がある。
2年前の夏,大雨による避難勧告が長崎市に発令された。コミュニケーションなどが苦手な自閉症スペクトラム障害(ASD)の幼い子どもをもつ20代の母親は避難するかどうか迷った。
コロナ禍での避難で住民も神経質になっているはずだった。「 うちの子は感覚過敏でマスクをつけることができない。大声を出したり、走り回ったりするだろう。避難所での周囲の冷たい視線に私自身耐えられるだろうか…。」親子は結局、自宅近くの避難所に行くのを諦め、ホテルに連泊した。そこでも狭い空間で体を思うように動かせず、大きなストレスを感じていたという。
長崎県自閉症協会によると、災害時の避難は共通の悩みや心配事であり、「避難所で(周囲に)迷惑をかけたくない。」と考える会員も少なくない。2016年の熊本地震では体育館など公共施設への避難を諦め、車中泊や軒先避難を選んだ発達障がい者やその家族が数多くいたという。
*出典:長崎新聞2022年3月17日 「 避難所も『誰ひとり取り残さない』発達障害児らとその家族対応機運高まりに期待」
© 徳島県 こども未来部 子育て応援課