研修会報告

令和6年度 第1回地域子育て支援 ネットワーク研修会(報告)

日時

令和6年6月14日(金)13:00~16:00

場所

徳島市山城町東浜傍示1-1
徳島県立男女共同参画総合支援センター 2階 学習室

参加者数

52名

「気になる幼児の理解と支援」-発達障害の理解-
講師:岩嵜 伸浩さん
(鳴門教育大学大学院学校教育研究科 特別支援教育コース 准教授)

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子育て支援者としての専門的な見識を深めるとともに、各子育て支援関係者が互いに必要な情報を共有し、子育てを地域全体で支え合う仕組みづくりを共に考える機会とすることを目的に「地域子育て支援ネットワーク研修会」を開催しました。

1.講演概要

発達障害について、具体的な実践例や演習を交えながら、お話ししていただきました。

  • 乳幼児期(0歳~5歳以降)を4時期に分け、それぞれの時期の育ちの様子(からだ・こころ・気になること) について。
  • 発達障害の特性理解と支援のポイントについて。
  • 二次障害を予防する、指導・支援のポイントについて。

2.グループワークの概要

日頃子どもたちの遊びの中で起こりるトラブルについて、グループで意見交換をしました。

  • テーマは大きく漠然としたものであった→人それぞれ、受け止め方が違ってくる。

個々に考えることが違って普通・・意見交換することで多様な見方ができる。
情報の共有・・保育の現場では、あまり時間を取れないが、様々な考え方を知ることができ実践に役立つので、機会をみつけて話し合うことが大切。

【参加者の感想】

  • 実際の職場での事例とあてはまることが多くあり、振り返ったり関わり方を見直したりして、何が大切であるか改めて学ぶことができ、大変役に立ちました。
  • DCDについて初めて知ることができました。また、周囲の環境が子どもの発達特性にも影響があることも知れてよかったです。できないこともサポートがあれば、できることになると周囲が気づくことができる社会づくりが必要だと思いました。
  • 「つらさ」「困っている」に寄り添い、「自己肯定感」を育む支援をしていきたいと思った。
  • 施設利用者の年齢がひろいので(0~18歳)、気になる子もたくさんいます。毎日の関わりにたいへんさを感じることも多い中、発達障害があっても、発達することに変わりないという言葉に救われました。できないことには理由があるということを忘れずに支援していきたいと思います。
  • 岩嵜先生のお話には、支援が必要な子どもたちへの愛が感じられて、とてもよかったです。

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