【記事番号:4269】
大気中のアスベスト濃度の測定は、環境省より告示されている測定方法を用いて測定を行っています。
大気をポンプで4時間吸引し、フィルターに付着したアスベストを位相差顕微鏡でカウントすることによりアスベスト濃度を求めています。
位相差顕微鏡とは、通常の光学顕微鏡に比べ、屈折率や厚さが違う透明な物体の構造を観察しやすくした顕微鏡です。
アスベストであるかどうかの判定方法は、長さ5マイクロメーター以上、幅3マイクロメーター未満、アスペクト比(長さ:幅の比)が3:1以上の繊維状物質をアスベストとすることになっています。
1マイクロメーターは長さの単位で、1メートルの100万分の1を表す単位のこと。例えば人の髪の毛の直径は、平均で70マイクロメーターと言われています。
現在、保健製薬環境センターでは、一般環境中のアスベスト濃度及び施設の機械室や駐車場などに使われている吹付け石綿の除去・補修作業などに伴うアスベストの飛散状況について、監視測定を行っています。
保健製薬環境センター大気環境担当
徳島市新蔵町3丁目80
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