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8月は食品衛生月間です!

例年、夏季にはカンピロバクター・ジェジュニ/コリ、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌といった細菌による食中毒が多く発生し、大規模な食中毒事例も全国でしばしば報告されています。

食中毒事故の防止と衛生管理の向上を図るため、毎年8月を食品衛生月間と定めて、全国的に食品衛生思想の普及・啓発を行っています。

家庭での食中毒予防

食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも食中毒は発生します

普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。

家庭では症状が軽かったり、発症する人が少数であることから、風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかずに重症化することもあります。

食中毒菌を「 つけない 、ふやさない 、やっつける 」

  • 生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。また、表示がある食品は、消費期限等を確認しましょう。
  • 冷蔵や冷凍等の温度管理が必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら早めに帰るようにしましょう。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持し、詰めすぎに注意しましょう。
  • 肉や魚等は、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。
  • 調理中は、こまめに手を洗いましょう。
  • 生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
  • 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。(目安は、中心部の温度が75℃で1分間以上の加熱)
  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
  • 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。また、時間が経ち過ぎたら思い切って捨てましょう。
  • ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。口に入れるのはやめましょう。

(参考)

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省ホームページ)

食中毒を防ぐ3つの原則・6つののポイント(政府広報オンライン)

テイクアウト(持ち帰り)やデリバリー(宅配)を利用する時の注意点

最近は、飲食店からのテイクアウト(持ち帰り)やデリバリー(宅配)の利用が増えていますが、店内飲食に比べて調理してから食べるまでに時間がかかるため、食中毒のリスクが高くなります。

食中毒を予防するために、次のことに注意してください。

◆持ち帰るときは、暑い車の中に長時間置かない等、温度管理に注意しましょう

◆テイクアウトやデリバリーを利用した食品は、長時間放置せず、できるだけ早く食べましょう

 食中毒菌が増えるのに適した温度は「約20℃~50℃」です。

 この温度帯に置かれる時間ができるだけ短くなるよう、食品は10℃以下 または 65℃以上を保ちましょう

食べる前には、きちんと手を洗いましょう

◆食べ残ししない量を考慮して注文し、1回の食事で食べきりましょう

飲食店を営む皆さまへ

お弁当等のテイクアウトやデリバリーを行う場合は、店内での食事提供と異なり、調理から喫食までに時間がかかるため、食中毒のリスクが高くなります。

普段以上に衛生管理を徹底するとともに、早めに食べてもらうよう購入者に声かけをしましょう

お弁当等のテイクアウト・宅配における衛生管理について