徳島県立農林水産総合技術支援センターは,外来害虫「クビアカツヤカミキリ」の撲滅を目的とし,クラウドファンディングにより研究資金等の寄付を募っております。
徳島県では研究など特定の目的でクラウドファンディングにより寄付を募るのは初めてとなります。
1目的
「クビアカツヤカミキリ」は,幼虫がバラ科樹木の樹幹の内部を食害することにより,最終的には枯死に至らしめる外来害虫で,徳島県では平成27年7月に板野町において初めて成虫が確認され,モモやサクラなどで被害が確認されています。また,関東地域ではサクラの被害が深刻化しています。
本虫は繁殖力が非常に強いことから,被害の拡大が懸念されますが,外来害虫のため防除対策などが不明です。そこで,本虫の拡散を防止し,撲滅するための寄付を募り、抜本的な対策手法の構築を図ります。
2プロジェクトの概要
(1) 活用するクラウドファンディング
一般社団法人 大学支援機構(国立大学法人 徳島大学本部内)が運営の
Otsucle(おつくる)
サイトHP:https://otsucle.jp/project/save-sakura.html
(2) 募集期間
平成29年5月1日から6月30日まで
(3) 目標金額
3,000千円(2次目標10,000千円)
(4) 活動内容
・幼虫に対して有効な薬剤の探索と処理方法の検討
・合成フェロモンによる成虫捕獲技術の開発
・官民一体で編成する捕獲チームによる成虫の捕獲作戦など