【記事番号:2958】
鳥インフルエンザは鳥類がインフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。高病原性鳥インフルエンザとは、鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスのものをいいます。
鳥インフルエンザウイルスは、熱に弱く、WHO(世界保健機構)によるとウイルスは適切な加熱(70℃)により死滅するとされており、鶏卵・鶏肉を食べることにより人に感染した例は、世界的にも報告されていません。鶏卵を「生」で食べることが健康を損なうおそれがあるとの知見はこれまでありませんが、不安な方は、加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)することをおすすめします。
人への感染については、この病気にかかった鶏と接触して、羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鶏のフンや内臓に触れた手を介して鼻からウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれにかかることがあることが知られています。日本では、この病気にかかった鶏等が家畜伝染病予防法に基づき徹底的に処分されており、通常の生活で病気の鳥と接触したり、フンを吸い込むようなことはあまりないことから、鳥インフルエンザに感染する可能性はきわめて低いと考えられます。
農林水産部畜産振興課家畜防疫対策担当
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