【記事番号:4271】
雨水には大気中の様々な物質が溶け込みます。
その中でも工場から排出されるばい煙や自動車の排ガス、火山の噴火ガスなどに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物が雨水に溶け込むと、雨水が酸性となります。
大気中にもともと存在する二酸化炭素が雨水に溶け込むと、理論上pHは5.6となることから、pH5.6以下の雨が、一般的に酸性雨と呼ばれています。
徳島県では昭和59年から徳島市で調査を開始し、現在は徳島市新蔵町:保健製薬環境センター、阿南市領家町:阿南保健所及び美馬市穴吹町:美馬保健所の3地点で調査を行っています。また、全国的な酸性雨共同調査にも参加しています。
これまでの測定結果は「徳島県環境白書」に記載されています。
なお、pHとは、水素イオン指数のことで、pH=7が中性、pH7より小さい場合を酸性、大きい場合をアルカリ性といいます。
保健製薬環境センター大気環境担当
徳島市新蔵町3丁目80
電話:088-625-7506
ファクシミリ:088-625-1732