【記事番号:2088】
土石流や崩壊などの土砂移動現象発生前に、山腹斜面や渓流で見られる兆候です。このような現象がみられた場合は早めの避難を心がけましょう。
1 土石流の前兆現象は
・上流で崩壊や土石流が発生したため、地鳴りや山鳴り(岩がぶつかったり、木が折れたり、斜面が崩れたときの音)がする。
・崩壊した土砂が渓流内に流入したために沢の水が急に濁ったり、渓流の流れに流木が混ざる。
・雨が降り続いているのに渓流の水が急に減る(上流で崩壊が起こり、一時的に渓流をせき止めた)
・焦げ臭いにおいがしたり、渓流の中で火花が散る(渓流内で石同士や木が衝突)
など
2 崩壊の前兆現象は
・山の斜面に亀裂が発生する
・山の斜面から小礫がパラパラと落ちてくる
・樹木が折れたり倒れたりし、山鳴りやバキバキと木が裂けるような音がする
・いつも見られた斜面からの湧水が濁ったり、急に止まる
など
3 地すべりの前兆現象は
・斜面に段差が出たり、亀裂が生じる
・凹地ができたり、湿地が生じる
・斜面からの湧水が濁ったり、湧き方が急に変化する
・石積がはらんだり、擁壁にヒビが入る
・舗装道路やたたき(三和土)などにヒビが入る
・樹木、電柱、墓石などが傾く
・戸やふすまなどの建具がゆるみ、開け閉めが悪くなる
など
県土整備部砂防防災課(警戒対策・管理担当)
徳島市万代町1-1
電話:088-621-2541
ファクシミリ:088-621-2866