【記事番号:1160】
糖尿病は代表的な生活習慣病で、自覚症状が少ないために放置されがちですが、失明や腎不全の原因になり、また脳卒中や心筋梗塞を引きおこすなど、時には命にも関わる重大な病気です。
中でも、徳島県は糖尿病死亡率が高い状態が続いており,重要な健康課題となっています。
このような事態を改善するため、県民を主役に、行政や関係機関・団体、事業所も一体となって、県民総ぐるみによる健康づくり「健康とくしま運動」を推進しています。
その主な取り組みは次のとおりです。
(1)糖尿病緊急事態宣言
平成17年11月に、県と県医師会と共同で行い、県民の皆さんへ糖尿病の現状と注意を喚起するとともに、健康づくりへの意識を高めました。
(2)みんなでつくろう!健康とくしま運動
県民を主役に、行政や関係機関・団体、事業所が一体となった「県民健康づくり運動」を進めています。
◆みんなでつくろう!健康とくしま県民会議
平成18年1月に、県内約50団体により設立し、「みんなでつくろう!」を合い言葉に、県民総ぐるみによる「健康とくしま運動」の推進母体となっています。
◆健康とくしま応援団
食生活環境やたばこ対策などの健康づくりに取り組む店舗・事業所を「健康とくしま応援団」として募集・登録し、県ホームページで紹介しています。
◆ヘルシー阿波レシピ
バランスのとれた食生活を実践してもらうため、「脂肪控えめ、食物繊維豊富」をコンセプトとした料理を提案しています。
◆阿波踊り体操
運動不足を解消するために開発した、阿波踊りをベースとした運動プログラムです。
(3)健康とくしま憲章
県民の健康づくりへの関心をさらに高めるため、県民の日常生活における取組指針、また、事業所等による健康づくり支援のための環境整備指針として、平成20年3月に制定しました。
(4)地域医療連携推進
地域のかかりつけ医と糖尿病専門医療機関との連携により、在宅糖尿病療養患者の療養を支援しています。
(5)職域タイアップ
地域の中小事業所の健康づくり事業を支援しています。
(6)プラス1000歩県民運動
運動不足解消のため、今より「1日10分・プラス1000歩」多く歩くことを提唱しています。
保健福祉部健康づくり課健康プロジェクト担当
徳島市万代町1-1
電話:088-621-2208
ファクシミリ:088-621-2841