【記事番号:609】
第一次世界大戦時、青島で日本軍の捕虜となったドイツ兵のうち約1000名が、当時の板野郡板東町(現在の鳴門市大麻町)にあった「板東俘虜収容所」に収容されていました。収容所所長の松江豊寿はドイツ俘虜に対し寛大で人道的な措置をとったことで知られており、その結果、ドイツ人俘虜と地元住民との間に立場を越えた友好の絆が芽生えました。
1974年、鳴門市はこの交流の歴史を受け継ぎ、ニーダーザクセン州内のリューネブルク市と姉妹都市提携を結びました。以降、現在に至るまで隔年で親善使節団を派遣するなど長年の交流を続けています。
このように徳島県はドイツと古くから結びつきがあり、これらを背景として、鳴門市・リューネブルク市の属する県・州である徳島県とニーダーザクセン州が2007年9月に「交流に関する共同宣言」に調印しました。
生活環境部生活環境政策課国際交流室
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