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ヒヤリ・ハットってなに?

 「パーカーのフードが遊具(ゆうぐ)にひっかかってヒヤリとした」「歩(ある)きながらスマホをいじっていたら、赤信号(あかしんごう)に気がつかず、道路(どうろ)をわたりそうになってハッとした」というようなことはないかな?

 「ヒヤリ・ハット」とは、重大(じゅうだい)な事故(じこ)にはならなかったものの、重大事故(じゅうだいじこ)になってもおかしくない一歩手前(いっぽてまえ)の事例(じれい)のことをいいます。文字(もじ)どおり「ヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」です。

 重傷事故(じゅうしょうじこ)、軽傷事故(けいしょうじこ)、ヒヤリ・ハットの比率(ひりつ)は、1:29:300です。つまり、1件(けん)の重傷事故(じゅうしょうじこ)の裏(うら)には、29件(けん)の軽傷事故(けいしょうじこ)、300件(けん)のヒヤリ・ハットがあるということです。

 ヒヤリ・ハットは「ああよかった」とすぐに忘(わす)れてしまいがちですが、重大事故(じゅうだいじこ)につながりかねません。日ごろから、ヒヤリとしたり、ハッとしたことがあれば、それをくりかえさないように気をつけましょう。