水井橋から山道へ入ると現れる滝つぼ。近くを流れる水音に癒され、その透明度の高さに思わず立ち止まる。
遍路さんが二十番札所『鶴林寺』から二十一番札所『太龍寺』へ向かう遍路道の途中に位置する『水井橋』。
ダイナミックな諸堂が立ち並び、見応えのある『太龍寺』。延暦11年(792)弘法大師の創建と伝えられている。
『若杉山辰砂採掘遺跡』は、みかん畑の開墾で発見され、水銀朱採掘遺跡として知られるようになった。
『お松大権現』は有馬、鍋島の猫騒動とともに、日本三大怪猫伝として名高い。
太龍寺からは、那賀町の鷲の里駅までを結ぶ2,775メートルの西日本最長のロープウェイが通っている。
深緑が美しい那賀川にかかる水井橋を歩けば、古代へタイムスリップ。しっとりとした空気に包まれ、景色はあっという間に深山に変わる。少し進むと、辰砂が採掘された『若杉山辰砂採掘遺跡』にたどり着く。辰砂とは、古代で顔料として重宝された朱の原料で、遺跡では精製に使用された石の臼や杵、土器が出土している。この道は“遍路ころがし”と呼ばれ、道中も八十八ヶ所めぐりが命がけであったことの名残が見られる。さらに進むと二十一番札所『太龍寺』に到着。樹齢数百年と言われる老杉が生い茂り、広い敷地内には江戸時代に再興された仁王門、六角経蔵、大師堂などの諸堂が立ち並ぶ。『太龍寺』を出ると、車道を歩いて山を下る。一部、交通量が多い区間があるため注意が必要。
大井~若杉山辰砂採掘遺跡~太龍寺~阿瀬比
MAP【あ】 標識に従って、階段を上る
MAP【い】 舗装された道を下る
MAP【う】 駐車場を通り車道を道なりに進む
MAP【え】 県道28号に沿って進む
『太龍寺』に到着後は四国のみちルートから外れ、かも道、いわや道を散策するのもオススメ。かも道は四国最古の遍路道で、南北朝時代の丁石が立っている。
若杉山辰砂採掘遺跡と太龍寺の間にある標識【No. 1035】
踏破認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
「県道282号」「県道19号」を経由して阿南市大井町の水井橋で集合。
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◎START地点
鉄道 --
バス --
◎GOAL地点
鉄道 --
バス 徳島バス『阿瀬比』からすぐ