文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

心理【西部総合県民局保健福祉環境部 主任】

<心理>

西部総合県民局
保健福祉環境部〈美馬〉
主任

平成26年度入庁

Q1.どのような仕事をしていますか?

 児童心理司として、知的障がいを持つ児童の療育手帳判定、様々な事情で一時保護となった児童の心理判定、施設入所中の児童への支援のほか、子どもの養育に困り感を持つ保護者の相談にも応じています。

 児童相談所は基本的に18歳未満の児童を対象とした機関であり、担当する子が大人になる前に関わりは終了してしまいます。「この子が成長した時に、どんな生き方ができれば良いのだろうか」「そこに至るまでの課題は何なのか」という視点を日々意識しています。児童心理司は短い期間の関わりでありながら、相手の人生の質を左右することも十分あり得る役割だと考えています。

Q2.どういったところにやりがいや魅力を感じていますか?

 私が県職員を志した大きな理由は、定期的な異動があるからです。必然的にいろいろな領域の仕事を経験できるので、過去の所属で得た知識を現在の業務に生かせる場面もよくあります。また何より、働き続けるうちに心理職や同じく福祉に携わる職種の先輩や仲間が増えていくことは、県職員ならではの魅力であると思います。

 様々な研修にも希望に応じて柔軟に参加させてもらっています。こころのケアに対しては社会的な要請が高まっており、時代の変化とも密接に関連して次々に新たな課題が生まれてくるので、常に学び続けるという姿勢は欠かせません。

Q3.徳島県職員を目指す方へメッセージをお願いします。

 今現在の私たち心理職の仕事のあり方は、決して完成形ではありません。向上を目指すべき部分はまだまだ多く残されていると思っていますし、心理職を役に立ててもらえる場面ももっとあるはずです。

 若い人も、すでに心理の仕事の経験を積んだ人も、徳島県の心理職の未来をともに創っていく仲間となってくださる方々をお待ちしています。