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とくしま歴史文化総合学習館(徳島県立埋蔵文化財総合センター)

レキシルとくしま

坊僧遺跡東段地区

ぼうそういせき ひがしだんちく

所在地

徳島県美馬市美馬町字東段

キーワード

旧石器時代の2ヶ所の石器作りの跡

概要

坊僧遺跡東段地区は野村谷川の右岸、標高約140mの河岸段丘上から発見された約25,000~20,000年前の旧石器時代の集落である。

1995年(平成7年)に高速道路建設に伴って発掘調査が行われ、多くの石器が出土している。出土した石器は国府型ナイフ形石器などの狩猟具類で、2ヶ所に分かれた地点で石器を製作した跡が発見されている。石器の集中する地点は互いに60mほど離れており、それぞれの場所で生活が営まれていたと考えられる。

段丘上にある坊僧遺跡東段地区からの風景
坊僧遺跡から出土した旧石器

問い合わせ先

徳島県立埋蔵文化財総合センター

参考文献

徳島県埋蔵文化財調査報告書第34集「坊僧遺跡東段地区」他 2001年

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