文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

花粉症に注意しましょう!

花粉症に注意しましょう!

~今年も花粉症のシーズンが近づいてきました~

 

今年も、スギ・ヒノキ科花粉が飛散する時期が近づいてきました。

日本気象協会(2024年2月21日発表)は、2024年春の花粉飛散予測(第4報)で、

スギ花粉は2月中旬から飛散開始、ヒノキ花粉は3月下旬から4月上旬に飛散開始と発表しました。

花粉の飛散開始に合わせた早めの対策・治療を心がけ、症状の悪化を防ぎましょう!

▼花粉症の予防行動について(環境省・厚生労働省)

花粉症は、1960年代に初めてスギ花粉症の報告がされて以来、年々増加傾向にあります。
花粉症は花粉によって引き起こされるアレルギー疾患で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や目のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎が最も多く見られます。まれにはぜんそくやアトピー症状を併発することもあります。
我が国で最も多い花粉症は、地域差はありますが、春先に見られるスギ花粉症といわれています。
花粉症は日常生活に与える影響などによる社会的損失も大きい疾患です。
花粉症のことを正しく知り、適切な予防措置を講じるとともに、花粉症の症状が出たら医療機関を受診することにより、症状の軽減、日常生活への支障を少なくすることができます。

花粉症予防のポイント

◆花粉情報を上手に利用しましょう

  • まず、花粉前線(花粉が飛散しはじめる時期)に注意しましょう。
  • 花粉症は花粉が飛散する2週間ほど前から抗アレルギー薬を飲む予防的治療が効果があるとされています。
  • 毎日の花粉情報に注意し、できるだけ花粉との接触を避けましょう。

◆外出時には花粉を体につけない工夫をしましょう

  • マスクをつける。花粉症のマスクや湿らせたガーゼをはさむとさらに効果が高くなります。
  • 眼鏡をかける。
  • つばの広い帽子をかぶる。長い髪はまとめるようにする。
  • スカーフを巻いて首をガードするなど、肌を露出させない。
  • 外側に着る服は、花粉の付着しにくいすべすべした素材のものを選ぶ。

◆室内に花粉を持ち込まないようにしましょう

  • 家に入る前に、髪や服についた花粉を洋服ブラシなどでよくはたく。
  • コートや帽子は、脱いだら玄関に掛ける。
  • 家に帰ったら、すぐに顔・目・鼻を洗う、うがいをする、化粧をおとす。
  • 布団、洗濯物はできるだけ外に干さない、早めに取り込み、取り込む前によくはたく。
  • 空気清浄機を利用する。
  • 室内をこまめに掃除する。床や家具は雑巾がけをする。

◆こんな生活は要注意です

  • タバコやアルコールは症状を悪化させる場合がある。
  • 風邪や過労、睡眠不足でも症状が悪化。
  • 不規則な生活や心身のストレス。
  • 急激な温度変化。

◆花粉に負けない体づくりをしましょう

  • 運動で体力づくりとストレス発散。
  • バランスのよい食事をする。

花粉症の治療について

花粉症の治療に伴うだるさは、治療薬の種類を変えることで改善することがあります。
また、対症療法の治療効果が乏しい場合、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法又は皮下免疫療法)によって症状が改善する可能性があります。
必要に応じて、アレルギー診療を標榜している医療機関やアレルギー専門医に御相談ください。

▼花粉症をはじめとしたアレルギー疾患の症状や治療について(解説動画)

アレルギーポータル(外部リンク)

関連リンク