誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して、保健、医療、福祉、教育、労働その他の関係施策が連携し、総合的に自殺対策に取り組むこと、社会における「生きることの阻害要因」を減らし、「生きることの促進要因」を増やすことを通じて、社会全体の自殺リスクを低下させることを基本方針としています。
徳島県では、平成21年度から、徳島県地域自殺対策緊急強化基金を活用し、「徳島県自殺者ゼロ作戦」を展開しています。
平成22年3月1日には、精神保健福祉センター内に「とくしま自殺予防センター」が開設され、自殺の防止等に関わる関係機関への専門的支援や、県民の方々への啓発、自死遺族の方や自殺へ傾く方の相談等、自殺対策の推進を図っています。
平成28年4月1日に改正された自殺対策基本法に基づき、徳島県でも平成28年11月には「徳島県自殺対策基本計画」、平成31年3月には「徳島県自殺対策基本計画(第2期)」を策定し、保健、医療、福祉、教育、労働など様々な分野からなる総合的な取組みを進め、県民一人ひとりが自殺予防の主役となり、県民総ぐるみで自殺対策に取り組むことで「誰も自殺に追い込まれることのない“暮らしやすい徳島”の実現」を目指してまいりました。
令和6年3月に、新たにいのちを守る自殺対策総合計画(徳島県自殺対策基本計画(第3期))として改定し、「すべての人のいのちを守る“生き心地のよい徳島”の実現」を基本理念として、今後も引き続き自殺対策を推進してまいります。
とくしま自殺予防センターでは、自殺を考えてしまう方やご家族の相談に応じています。自死遺族交流会(わかちあいの会)も開催しています。
とくしま自殺予防センター(徳島県精神保健福祉センター内)
徳島市新蔵町3丁目80番地