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「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第24回)-浅川天神社「石碑」

浅川天神社 旧碑 再建碑

第24回は、海部郡海陽町浅川地区の天神社境内にある「石碑」です。
名称:石碑
場所:海部郡海陽町浅川字大田34 天神社境内
建立:慶応3年(1867)4月
再建:平成6年(1994)11月4日
地震:安政南海地震(1854年12月24日)

浅川大田の天神社境内には、碑文が読めなくなった安政南海地震(1854年12月24日)の碑と碑文がわかるように再建した2つの碑があります。「安政南海地震の前日(1854年12月23日)、安政東海地震が起き、その日の午前10時頃、浅川では海水が道路に溢れ、住民は山へ避難した。翌日(1854年12月24日)、午後4時大地震、約9mの津波により、天神、大歳、御崎の3神社、江音、千光、東泉の3寺以外は人家全て流失した。幸い村内には怪我人は出なかった。」などと刻まれています。

『教訓』
神社や寺以外は全て流失したものの、山へ避難した人々は津波が収まるまで下山しなかったため、この地では犠牲者が出なかったことを教訓として忘れてはなりません。碑文を蘇らせ、現代に伝承することも大切です。

次回も浅川天神社の碑を紹介します。

地図

浅川天神社「石碑」

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