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「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第32回)-浅川千光寺「大地震津浪記」扁額

浅川千光寺 大地震津浪記

第32回は、海部郡海陽町浅川の千光寺本堂内にある扁額です。
名称:大地震津浪記 扁額
場所:海部郡海陽町浅川字川ヨリ西166-3 千光寺本堂内
奉納:文久元年(1861)6月
地震:安政南海地震(1854年12月24日)

浅川の千光寺本堂内に、安政南海地震(1854年12月24日)の6年後に奉納された浅川の当時の様子記した「扁額」があります。そこには、「安政南海地震の前日に起きた安政東海地震津波の浅川への影響や住民の行動、当日の津波で浅川では、一部の神社や寺院を除く集落全域が流失した。津波は6~9mにも這い上がり、観音堂石段25段、高台の3ケ寺(江音寺、千光寺、東泉寺)でも座上1.2mも浸水した。また、大阪などでは、船に乗って逃げたために多くの死者が出た。」などと記されています。

『教訓』
「約100年後にはまた大地震が起きる、そのため仮住居の用意をする、津波に対し船で逃げてはならない」など多くの教訓が記されています。

次回は、海陽町熟田の碑を紹介します。

地図

浅川千光寺「大地震津浪記」扁額

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