(小千谷市 50代 男性)
避難している間、体育館の中では調理できないので、外にテントを建ててそこで全部煮炊きをして、食事をつくりました。
最初、村のお母さんたちが中心にやっていたところへ、ボランティアさんがどんどん来てくれたわけです。お母さんたちが、これをしてくれ、あれをしてくれ、食事ができたら配ってくれ、終わったのは洗ってくれとか言って、そういうやりとりの中でボランティアの人たちとだんだん打ち解けていきました。
1日限りでなくて、何十日もいてくれた人もいっぱいいました。食事の作業が終わると、火を切らさないように外の焚き火にどんどんマキをくべて、みんな一緒に暖をとりながら世間話をする。知らない人だから気楽に話せるってこともありますよね。
特にお年寄りたちは、知らない人たちといろんな話をすることによって、恐怖心が徐々に消え、元気が出てくるようでした。とにかく、人がいっぱいいると賑やかなんですね。そんなこと、都会では当たり前かも知れないけれど、山間地はふだんあまりひと気がないわけなんです。
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