(小千谷市 60代 男性)
道路が全部かんぼつしたりして、私たちの村はしばらく孤立していました。道路が陥没したり、土砂が崩れたりで、それこそほんとうの孤立なんです。それで私たち、当時は戸数にして50軒ぐらいあったんですが、村の中の住民の有志が、建設用の機械がたまたまあったものですから、「もう町の対策本部なんか待っていられない。とにかく自分たちでやろう」ということで取りかかりました。
2本あった国道のうち1本は完全に大陥没で、とても我々の手には負えなかったんだけど、もう1本の道路を、足かけ3日かかったのかな、とにかく車が通れる状態にしたんです。許可もなにもなく、土砂が落ちたところをとりのぞいたり、県道のちょっと余裕のあるところから砂利をもってきたり、みんな一致団結して自分たちの力で仮復旧したんです。
そうしたら今度は、道が通れるから救援物資がどんどん入って来るようになりました。
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