第85回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催結果について

以下のとおり，第85回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので，お知らせいたします。

1 日時：令和4年12月2日（金）16:00～16:15
2 場所：県庁3階 特別会議室
3 出席者：知事，副知事，政策監，政策監補，警察本部長，各部局長など計19名
4 協議概要：とくしまアラートの改定等について

■保健福祉部からの報告
・県内の感染状況について説明。
・11月15日から11月28日までの間行っていた，高齢者施設等における「戦略的な検査」の実施結果及びその取組を1月15日まで延長することについて説明。
・「臨時・発熱外来センター」の開設や県内3圏域における「検査キットの臨時配布体制」の構築など，年末年始の対策について説明。
・感染急拡大時における検査キットの不足に備えて，県内医薬品卸販売業者の協力の元，「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の同時検査キット2万回分を確保し，優先確保枠として医療機関に供給する体制を構築していることについて説明。
・ワクチン接種の状況や，12月も県主導の大規模集団接種会場（県内4ヵ所）において，モデルナ「オミクロン株対応ワクチン」の接種を，平日夜間や休日に実施し，12月9日からは，主要ワクチンをモデルナ「オミクロン株BA.4-5対応ワクチン」に切替えて実施することなどについて説明。

■危機管理環境部からの報告
・全国の感染状況について説明。
・政府分科会より示された「新たなレベル分類」について説明。
・専門家会議委員の意見について説明。
・国のレベル分類に合わせ，「とくしまアラート」を改定する案及びレベルごとの色分けを，レベル2「黄」，レベル3「赤」，レベル4「紫」とする案について説明。
・各種無料検査の実施期間延長について，「薬局等での一般検査」は「1月15日」まで，「帰省者等向け事前PCR検査」及び「飲食店・宿泊施設従業員向け抗原検査」は「1月31日」まで延長することについて説明。
・今月中旬から「約1ヵ月」の間，「ターゲティング広告」により，本県の感染防止対策を広く発信することについて説明。

■未来創生文化部からの報告
・11月15日から11月28日までの間行っていた，児童等利用施設での「集中的検査」の実施を，12月12日から1月15日までの間も行うことについて説明。
・保護者に対し，基本的感染防止対策の徹底や，同居家族も含めた，体調不良時の登園自粛を改めて要請することについて説明。

■教育委員会からの報告
・11月15日から11月28日までの間行っていた，学校等での「集中的検査」の実施結果及びその取組を「12月12日から1月15日までの間（冬休みの一部期間を除く）」及び「入試時期」に行うことについて説明。
・チェックリストを活用した，冬休みにおける児童生徒の感染防止対策について説明

■知事から次のとおり指示
○とくしまアラートの改定について
・国から示された「新たなレベル分類」に基づく，とくしまアラートの見直しについては，県専門家会議委員の皆様から，
 ・オミクロン株はデルタ株よりも重症化率が低く，国では既に感染症法上の分類の見直しも開始されていること
 ・県内での「健康フォローアップセンター」開設による発熱外来の負担軽減，「一般検査」や「各種施設における集中的検査」などの対策も進んでおり，今は社会経済活動を戻していくべき時期にあること
 ・国のレベルと県のレベルが異なれば，県民に分かりづらいこと
などを踏まえ，「政府の方針に合わせて」とくしまアラートを改定すべき，とのご意見をいただいていることから，今回，アラートを「新たなレベル分類」に合わせた「4段階」へと改定することとし，本県のレベル分類については，現在の「レベル2」を維持し，本日18時をもって，改定後の「レベル2・感染拡大初期」に位置づける。
・引き続き，県民や事業者の皆様には，政府分科会の方針に沿い，「新たな行動制限」は求めないものの，改めて，「基本的感染防止対策」の徹底はもとより，気温が低くなる時期を迎え，換気不足が原因とみられる感染拡大が，東日本を中心に顕著となっていることから，特に「換気不足に対する注意喚起」を行い，感染拡大防止を図ること。

○各種取組について
・年末年始の人流増加による感染拡大や，季節性インフルエンザとの同時流行に備え，臨時・発熱外来センターの開設に向けて，県医師会，看護協会，薬剤師会など関係機関と連携して取組みを進めるとともに，検査キットの臨時配布に伴う陽性者の増加にも対応できるよう，「とくしま健康フォローアップセンター」の登録体制の強化を図るなど，対策を加速させること。
・高齢者施設や児童等利用施設，学校等における「戦略的な検査」を実施することにより，特に，年明けにおける，施設や学校現場へのウイルスの持込みを防止できるよう努めること。
・今回，期間を延長した各種の無料検査についても，「ターゲティング広告」をはじめ様々な手法を活用し，県民の皆様，そして帰省等を予定している方々に，広く周知を図ること。
・11月追加補正予算について，本日成立すると言われている，国の第2次補正予算を最大限活用し，必要な事業を遺漏無く，タイムリーに行うこと。